國家がんセンター、中國醫(yī)學(xué)科學(xué)院腫瘍病院教授の石遠凱氏が中心になり展開する、國産PD-1単一抗體による再発もしくは治療が困難な通常型ホジキンリンパ腫の治療に関する研究が、國際的に権威ある學(xué)術(shù)誌「ランセット」の血液病関連誌2019年1月號の表紙を飾った。新華社が伝えた。
ホジキンリンパ腫は數(shù)少ないB細胞悪性リンパ腫で、20代から40代の人に発生しやすい。うち圧倒的多數(shù)が通常型。早期治療は効果があり治癒率が高いが、治療後に約20%が再発もしくは治療が困難な通常型ホジキンリンパ腫に発展する。このような患者に対しては効果的な治療手段がない。
石氏が擔當した研究は96人の患者を被験者とし、再発もしくは治療が困難な通常型ホジキンリンパ腫の研究としては國內(nèi)最大規(guī)模となった。中國が獨自開発した1類革新薬「信迪利単一抗體」のみで治療を行った。研究結(jié)果によると、客観的な緩和率は80.4%に達し、治療効果は同類の輸入品と同程度で、安全性も高かった。
人の免疫系に含まれるTリンパ球は「警察」のようなもので、突然変異した細胞を直ちに識別し取り除くことで、腫瘍の発生を防止する。しかし腫瘍のミクロ環(huán)境により、Tリンパ球の機能が抑制され、腫瘍細胞を殺せなくなることもある。これは腫瘍が拡大し、撲滅されない原因の一つだ。
専門家によると、従來の化學(xué)治療や標的治療と異なり、PD-1単一抗體は患者の體內(nèi)の免疫抑制を克服し、患者自身の免疫細胞の腫瘍殺傷機能を刺激し、回復(fù)させる。PD-1単一抗體はそのため、がんの免疫療法の先端分野になっている。普遍性が高く、治療効果が長く、従來の化學(xué)治療よりも副作用が少ないといったメリットがある。
昨年12月、初の國産PD-1単一抗體「特瑞普利単一抗體注射液」「信迪利単一抗體注射液」が承認された。石氏は「國産PD-1単一抗體の市販許可は、中國の腫瘍患者により多くの治療の選択肢をもたらす」と話した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年1月9日
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