▽ネット用語(yǔ)を良性のネット循環(huán)の中で健全に発展させる
漢字1文字やワード1つで、その年の中國(guó)や世界を表現(xiàn)する「今年の漢字?流行語(yǔ)(漢語(yǔ)盤(pán)點(diǎn))」は2006年に第1回が行われ、同年の「中國(guó)のワード」には「草根」(一般庶民)や「悪搞」(パロディ)などのネット流行語(yǔ)が選ばれた。2012年からは「10大ネット用語(yǔ)」も選ばれるようになり、「元芳你怎麼看」(元芳、そなたはなんと見(jiàn)る?)や「躺著也中槍」(自分には非がないのに面倒に巻き込まれる)、「給跪了」(感服した)などが選ばれた。昨年は「錦鯉」(強(qiáng)運(yùn)の持ち主)、「杠精」(へそ曲がり)、「官宣」(公式発表)、「C位」(センター)、「土味情話」(ベタな愛(ài)のささやき)などが選ばれている。
人民網(wǎng)世論?公共政策研究センターの祝華新センター長(zhǎng)は、専門(mén)家として「漢語(yǔ)盤(pán)點(diǎn)」にたびたび関わってきた?!弗ぅ螗咯`ネットは今の社會(huì)で最も生き生きした中國(guó)語(yǔ)の応用シーンといえる。『漢語(yǔ)盤(pán)點(diǎn)』は現(xiàn)代の中國(guó)人の暮らしや社會(huì)心理をチェックするものでもあり、ネット用語(yǔ)とは切り離せない。ネット流行語(yǔ)が定著するには、2つの條件をクリアする必要がある。1つは親しみやすいこと、もう1つはある程度の文化的な品位を備えていることで、この2つを兼ね備えていない限り、すぐに忘れ去られてしまう」とした上で、「規(guī)範(fàn)的な言語(yǔ)を使用し、低俗なネット用語(yǔ)を退け、主要メディアや教科書(shū)、政府公文書(shū)が先頭に立って範(fàn)を示し、文化的な誘導(dǎo)の役割を発揮すること。同時(shí)に、毎年公序良俗に違反するネット流行語(yǔ)を組織的に選出して、『ネガティブリスト』を作成し、社會(huì)全體にその使用を控えるよう注意を促すべき」とした。
また余センター長(zhǎng)は、「言語(yǔ)の発展には主體性を堅(jiān)持することが必要であり、多様性も不可欠だ。ネットライフは社會(huì)生活の不可欠な一部であり、ネット用語(yǔ)は言語(yǔ)生活の重要な構(gòu)成要素でもある。現(xiàn)代中國(guó)語(yǔ)からネット用語(yǔ)を排除することはあり得ない。そのためネットユーザーに正しい使い方を指導(dǎo)していくことだけが、ネット用語(yǔ)を良性のネット循環(huán)の中で健全に発展させることにつながる」と指摘した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年5月17日