超被寫(xiě)界深度3D顕微鏡で20倍に拡大された古代コムギ(吉林大學(xué)の崔銀秋教授の研究チームが提供)
中國(guó)の科學(xué)者は古代コムギゲノム研究分野で畫(huà)期的な進(jìn)展を?qū)g現(xiàn)し、今から約3800年前のコムギの全ゲノム配列の測(cè)定と分析に成功した。古代コムギの全ゲノムの解析はこれが世界初となる。同研究は普通系コムギが青蔵高原(チベット高原)の周辺から長(zhǎng)江流域に拡散したルートを示しており、東西文化交流及び農(nóng)業(yè)の伝播を知るのに、時(shí)間的な次元を跨ぐ直接的な証拠をもたらした。光明日?qǐng)?bào)が伝えた。
同研究は吉林大學(xué)の崔銀秋教授の研究チームと東北師範(fàn)大學(xué)の宮磊教授のチームが協(xié)力して行った。崔氏によると、六倍體普通系コムギは世界で最も重要な食糧作物の一つだ。普通系コムギの栽培化は今から約1萬(wàn)年前の中近東の「肥沃な三日月地帯」で始まり、それから西の歐州に、東の東アジアに拡散した。ただコムギが中國(guó)に伝わったルートはまだ明らかになっていない。
これを明らかにするため、両チームは約10年の研究を踏まえ、古代植物のDNA含有量が極めて少なく、分解による損傷が深刻で、古代植物DNA研究の実験環(huán)境面の厳しい條件といった困難を乗り越え、今から3800年前の単粒コムギ種子からそのゲノムDNAを抽出した。さらに次世代シーケンシング技術(shù)を利用し、新疆小河?古墓溝墓地から出土した7粒の古代コムギのフルゲノムシーケンシング及びアセンブリを行った。ゲノムデータの分析と形態(tài)學(xué)的観察では、出土したコムギが六倍體普通系コムギで、古代コムギと中國(guó)西南地域に現(xiàn)存する普通系コムギの地方品種の間には密接なつながりがあることが証明された。
崔氏によると、青蔵高原の現(xiàn)代的な地方品種と古代コムギの高度に重なる等位遺伝子頻度は、コムギの高原への伝播の南西ルートにより直接的で力強(qiáng)い分子の根拠を提供した。この研究はまた、普通系コムギの青蔵高原の周辺から長(zhǎng)江流域への拡散ルートを示しており、中國(guó)の現(xiàn)存するコムギの地方品種の栽培の起源、拡散、遺伝改良に重要な情報(bào)を與えた。これは現(xiàn)代コムギ育種に対して積極的な促進(jìn)的役割を果たすことになる。
関連の研究成果は植物學(xué)の國(guó)際的に権威ある學(xué)術(shù)誌「The Plant Journal」(電子版)に掲載された。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年6月27日