クリーンエネルギーというと思い浮かぶのは、風(fēng)力、太陽光、水力だろう。近年、建築物の暖房?冷房?給湯のエネルギー消費が拡大を続け、中國のクリーンエネルギー発展の中で「空気エネルギー」が重視される新たな分野になっている。人民日報が伝えた。
空気エネルギーとは、空気中に含まれる低品位熱エネルギーのことで、水力、風(fēng)力、太陽光、潮力などと同じクリーンエネルギーの一種だ。EUは2009年に法令を通じ、空気由來のヒートポンプを再生可能エネルギー技術(shù)の一種とし、空気エネルギーを環(huán)境の空気中に存在するエネルギーと定義した。技術(shù)の発展に伴い、空気エネルギーヒートポンプ技術(shù)を利用して開発したさまざまな設(shè)備が誕生した。例えば、空気エネルギーヒートポンプ給湯器、空気エネルギーヒートポンプ暖房設(shè)備、空気エネルギーヒートポンプ乾燥機などがある。中國は世界最大の空気源ヒートポンプ市場の一つだ。
従來のエネルギーと比べると、空気エネルギーの最大の長所は省エネ?エコだ。空気エネルギーヒートポンプ給湯器を例にすると、ネット通販大手?淘寶(タオバオ)で「空気エネルギー」を検索すると、ハイアール、美的、格力などの有名家電ブランドのさまざまな製品を見つけることができる。省エネと低燃費は、これらの製品の主な特徴だ。またWi-Fiクラウドスマート制御機能、持続的?効率的?安定的な稼働狀態(tài)により、消費者は事前に予約を入れることで24時間いつでも溫水を利用できる。
中國省エネ協(xié)會ヒートポンプ専門委員會の趙恒誼副事務(wù)局長は「太陽光発電や光熱設(shè)備と同様、空気エネルギーヒートポンプは近年注目されている再生可能エネルギー製品だ。空気エネルギーヒートポンプの現(xiàn)在の一次エネルギー利用率は、石炭燃焼ボイラーの2倍、電気ボイラーの3倍だ。省エネはエコを意味し、各種汚染物質(zhì)の排出も同時に削減される。國の省エネ?排出削減政策の力強い推進に伴い、空気エネルギー利用技術(shù)はエネルギー節(jié)約や環(huán)境資源の保護などで獨特な長所を示している」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年7月31日