京張高速鉄道は9月上旬に総合調(diào)整?テストを開始し、年末の開通に向け準備を整える。しばらく前、八達嶺高速鉄道駅の主體工事が全面的に完成した??萍既請螭瑏护à?。
世界文化遺産?長城の観光中心エリアで高速鉄道駅を建設(shè)する際に、最も心配されるのは文化財の保護だ。それではこの高速鉄道駅はなぜそこに建設(shè)されるのだろうか。どのような新技術(shù)を用いているのだろうか。長城は無事だろうか。
中鉄五局京張三標(biāo)プロジェクト部黨工委書記の賈友文氏は「新しい駅の延べ建築面積は4萬8800平方メートルにのぼる。環(huán)境への影響を最大限に減らすため、メイン駅のすべてを地下に設(shè)置する。建築面積は3萬9800平方メートル。八達嶺駅は地下102メートルの深さに位置する。中國最大で、京張高速鉄道で唯一の地下駅でもある」と説明した。
八達嶺長城景勝地の入口から対面の高速鉄道駅を見ると、山と融合した長城の矢狹間(やざま)のような形をした入口しか見えない。駅の前は緑地だ。
中鉄工程設(shè)計コンサルタント集団の設(shè)計者は取材に対し「観光客が景勝地に直接到達しやすいうえ、グリーンな建築の理念を貫き、駅と自然を融合させている。八達嶺長城駅は『自然を尊重し、山に隠れる』という設(shè)計理念を採用した。視覚的に、駅を山と一體化させる」と話した。
これほど巨大な地下プロジェクトを建設(shè)する際に、中鉄五局は多くの新技術(shù)?新工法を生み出した。
中鉄五局京張三標(biāo)プロジェクト部副チーフエンジニアの倪派氏は「地下駅は掘削トンネル群からなる」と話した。
これほど特大規(guī)模の掘削トンネル群を作るためには、爆破のコントロールが非常に重要だ。國家文物局が求める振動速度を満たすため、専門家の研究により、中鉄五局は電子雷管微損傷爆破技術(shù)を用いて施工した。倪氏は「穴を多く開け、電子雷管を使い、穴を一つずつ起爆させる技術(shù)により、爆破の振動を抑えた。実際にモニタリングしたところ、國家文物局の爆破振動速度を下回り、0.1センチ毎秒以內(nèi)に抑えた」と話した。
トンネル群が生み出す多くの汚水は、いかに処理するのだろうか。倪氏は「プロジェクトは汚水処理施設(shè)を作り、先進的な通風(fēng)バイオフィルターろ過システムを採用し、凝集沈殿、バイオフィルター、活性炭吸著などの処理技術(shù)を用い、水の油汚れを処理する。処理済みの汚水は排出前に厳格な検査を受け、循環(huán)利用が優(yōu)先される」と説明した。
京張高速鉄道の総延長は173キロ、設(shè)計上の時速は350キロで、年末開通を予定している。北京北駅から高速鉄道に乗ると、八達嶺まで1時間で到著できる。地下100メートルからエレベーターで山に出た後、徒歩1、2分でケーブルカーに乗り八達嶺長城に到達できる。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月30日