新中國成立當初は、個人の収入と消費水準が低く、1949年の平均可処分所得はわずか49.7元だった。それからの70年間に、都市?農(nóng)村部住民の収入は大幅に増加し、住民の消費水準は目に見えて向上し、2018年の収入は2萬8228元で、物価要因を考慮した実質(zhì)で60倍近く増えた。
李徳堅さんは、「當時は節(jié)約するため、おかずを食べない日が毎月4日はあった。そうやって捻出した1元2角は非常に使い出があり、ノートが買えた。當時は手元に5元あれば、1週間暮らせた。トマトや卵を買うだけでも散々悩み、なかなか買う勇気が出なかったほど」と話す。前出の王さんは、「今は違う。給料日を指折り數(shù)えて待っている人などいるだろうか」と話す。
清華大學社會學部の厳飛副學部長(準教授)は、「新入生の『三種の神器』の変化から、中國社會発展の特に目立った変化がうかがえる。それは中所得層の持続的拡大だ。社會構(gòu)造の変化がもたらしたのは、親が教育への投資を非常に重視するようになったこと、投資のリターンへの期待が一層高まったことだ」との見方を示す。
70年間に大學教育は発展を続けてきた。1952年は全國の一般大學で全國統(tǒng)一入試が始まり、6萬6千人が合格した。1977年は全國統(tǒng)一入試が再開され、570萬人が受験し、合格率は4.8%だった。2018年は790萬9900人の募集があり、総就學率は48.1%になった。2019年の総就學率は50%を超え、高等教育の普及が実現(xiàn)する見込みだ。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年9月2日