団體メンバー選考は難航、さまざまな考慮はすべて打倒中國卓球のため
2016年のリオデジャネイロ?オリンピックで、水谷選手は卓球男子シングルスの銅メダルと卓球男子団體の銀メダルを獲得し、日本男子卓球の歴史を塗り替えた。3年後、水谷選手は東京五輪の3人目の出場(chǎng)資格を手にし、オリンピック男子団體戦に出場(chǎng)することとなった。
日本卓球協(xié)會(huì)によると、最終的に水谷選手を選んだのは、候補(bǔ)選手の中で水谷選手が最も世界ランキングが高く、またチームの精神的な支柱であり、長(zhǎng)年日本のエースとして數(shù)多くの厳しい戦いを乗り越えてきたことを考慮したからだという。しかしそれ以外にも、水谷選手と伊藤選手が混合ダブルスで長(zhǎng)くコンビを組んでおり、中國卓球に勝って金メダルを狙いたいという重要な理由があったからに違いないだろう。
だからこそ、水谷選手のケガがすでに軽視できない狀況になっているにもかかわらず、ダブルスで同じように優(yōu)秀な成績(jī)を殘している吉村真晴選手を差し置いて、東京オリンピックへの最終切符を手にすることができたのだ。
試合中の平野美宇選手(資料寫真、撮影?余瑞冬)。
男子団體と同様に、日本女子団體戦の3人目の選考においても、平野選手のほかに、中國の丁寧選手に二度勝っている佐藤瞳選手や、ダブルスで強(qiáng)い実力を発揮している早田ひな選手が候補(bǔ)に上がっており、この3人の間で選考が難航した。女子代表チームの馬場(chǎng)美香監(jiān)督は、最終的にはダブルスでもシングルスでも活躍できる平野選手を選んだとしており、その目的は打倒中國チームにあると言える。
目標(biāo)が定まり、中國卓球チームはより的を絞った準(zhǔn)備が可能に
東京オリンピックまですでに200日を切り、ライバルチームの出場(chǎng)選手が発表されたことで、中國チームがより的を絞ってオリンピックの対戦準(zhǔn)備ができるようになったことは間違いないだろう。
シングルスでは、伊藤選手と張本選手がやはり中國卓球が相手國での試合で優(yōu)勝することを阻む強(qiáng)敵の筆頭になるだろう。この2人を制することに成功すれば、団體戦の勝利は半ば達(dá)成したも同然だと言える。ダブルスでは、日本卓球協(xié)會(huì)はさまざなペアリングを試すとしているものの、伊藤選手がシングルスと混合ダブルスに出場(chǎng)することは確実といった重要な情報(bào)も明らかにしている。
最大のライバルがいち早く陣容を明らかにしたことで、劉國梁監(jiān)督と選手たちは的を絞った準(zhǔn)備が可能に(撮影?陳文)。
7月6日には、2020年東京オリンピックの出場(chǎng)登録が締め切られる。慣例では、中國卓球の出場(chǎng)選手はこの最終のタイミングを待って発表される。中國卓球にとって、実力こそが金メダルを奪うための正しい道ではあるが、今回はるばる東京まで遠(yuǎn)征し、相手國に乗り込んで勝利を手にしようとするならば、やはり萬全の準(zhǔn)備が必要になるだろう。(編集AK)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年1月8日