涼皮やケーキ、油條のようなものを一通り食べたら、多くの人はこってりした味のものが戀しくなるものだ。これと同時に、多くの若い人々は仕事が再開して両親のもとから離れたため、何もしなくても食事が出てくることは無くなってしまった。外食も不便なうえにデリバリーにも不安がある中、ほんの10數(shù)分ほど調理すれば食べられる具沢山のタニシ麺や、発熱剤のついたインスタント火鍋は、グルメ達にとって非常にありがたい商品だといえる。
発熱剤付きインスタント火鍋のトップブランド?自嗨鍋の創(chuàng)業(yè)者である蔡紅亮さんは、「感染が拡大する中、消費者は外に出て集まって食事することができなくなり、食品の供給も乏しくなっていることから、京東スーパーマーケットや天貓(Tmall)スーパーマーケットを含むオンラインスーパーで発熱剤付きインスタント火鍋の受注量が200-300%増加した。そのうちの一部の顧客は初めて注文したという新規(guī)顧客だ。ほかにもリピーターがまとめ買いするケースもある」と述べた。
感染が収束した後もインスタント食品の人気は続くか?
感染が拡大して人気が出たインスタント食品といえば、インスタント食品界の「大先輩」であるインスタント麺を取り上げないわけにはいかない。市場調査會社カンターのまとめた消費者データによれば、17年前に重癥急性呼吸器癥候群(SARS)が流行った時には、感染ピーク期にインスタント麺の浸透率が急上昇し、感染収束後は下落した。
消費高度化にともない、油で揚げた食品を食べない人が増え、ここ數(shù)年のインスタント麺業(yè)界は大きな困難に直面していた。統(tǒng)一企業(yè)股フン有限公司(フンはにんべんに分)の社員の話によると、「感染拡大期間に、弊社のインスタント麺の売上は、オフラインで前年同期比50%増加し、オンラインでも50%以上増加した」という。
タニシ麺は1袋10數(shù)元(1元は約15.5円)で、街角の小規(guī)模な飲食店に比べて価格的にそれほど優(yōu)位性があるわけではなく、「先輩格」のインスタント麺と比べてもかなり高い。発熱剤付きインスタント調理商品は主要価格帯が20-30元でデリバリー1回あたりの価格に相當する。
味が同質化し、消費シーンが限られるというのが、インスタント麺業(yè)界がかつて通った道だ。新興のインスタント食品もこれを逃れることはできないかもしれない。最近、SNSで「火鍋が食べたい」、「焼肉が食べたい」という聲がますます大きくなっている。我慢ももう限界だ。感染が収束したら、自分の好きなレストランに駆けつけ、おいしいものをお腹いっぱい食べたいものだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年2月28日