遼寧省にある瀋陽故宮博物院はこのほど、文化クリエイティブグッズとして、コミカルでかわいい神獣「甪端(ろくたん)」の形のチョコレートを打ち出し、注目を集めている。
瀋陽故宮の文化クリエイティブ部門によると、このチョコレートは今月18日に発売される予定で、価格は48元(1元は約15.30円)。職員によると、「甪端」の形のチョコレートを打ち出すことにした理由は、縁起が良いことと、瀋陽故宮を代表する文化財(cái)であるためで、「文化クリエイティブグッズを通して、一人でも多くの人に文化財(cái)の背後にある歴史を知ってもらいたい」としている。
同部門によると、このチョコレートのモデルとなったのは、瀋陽故宮博物院に所蔵されている文化財(cái)「清乾隆款■絲▲瑯甪端(■はてへんに餡のつくり、▲は王へんに去)」?!府f端」は、中國(guó)古代神話に出てくる伝説の神獣で、形は麒麟(きりん)にも似ていて非常に変わった外見をしている。サイのような角、ライオンのような體、龍のような背、クマのような手、魚のようなうろこ、牛のようなシッポがその特徴だ。宮殿の大殿內(nèi)の両側(cè)の堂陛に2対一組で置かれ、威厳あるムードを生み出す裝飾品として、また香をたくために用いられた。甪端をデザインしたこのチョコレートは、かわいく舌を出しており、威厳を放ちながらもコミカルな仕上がりになっている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月16日