日本の財(cái)務(wù)省がこのほど発表した2020年の貿(mào)易統(tǒng)計(jì)（速報(bào)）によると、中國(guó)は同年の日本にとって唯一の輸出増加を達(dá)成した貿(mào)易相手國(guó)になった。また中國(guó)は2年ぶりに米國(guó)に取って代わり、日本にとって最大の輸出國(guó)になった。

世界2位と3位のエコノミーとしての中國(guó)と日本は、過(guò)去100年にもみられなかったような構(gòu)造の変化に新型コロナウイルス感染癥が加わった大きな背景の中で、中日経済貿(mào)易協(xié)力の道はどこにあるだろうか。

日本の英字雑誌「Nikkei Asian Review」のこのほどの記事によると、米國(guó)ピーターソン國(guó)際経済研究所の予測(cè)では、地域的な包括的経済連攜（RCEP）協(xié)定を通じて連攜が構(gòu)築された中日韓3ヶ國(guó)はこれから輸出が大幅に増加する中で、増加の多くの部分を3ヶ國(guó)間の貿(mào)易が占めることになるという。日本のシンクタンクは、中國(guó)を中心とする東アジアのサプライチェーンは、感染癥に鍛え上げられて、さらに安定し強(qiáng)靱になるだろうと指摘した。

清華大學(xué)國(guó)際関係學(xué)部の劉江永教授は、「アジア経済一體化が推進(jìn)される大きな背景の下、中日経済貿(mào)易関係の発展の見通しについては楽観的だ。RCEPが達(dá)成した共通認(rèn)識(shí)は國(guó)家間の貿(mào)易往來(lái)のために、より多くの利便性をもたらし、市場(chǎng)経済ルールの下での貨物、資金、技術(shù)、人材の流動(dòng)を加速させ、地域経済一體化の推進(jìn)を通じて各國(guó)の経済発展により多くの原動(dòng)力を提供することになる。RCEP參加國(guó)は、関稅の引き下げ、さらには減免を?qū)g現(xiàn)した後、それぞれの優(yōu)位性をさらによく発揮できるようになり、このことは雇用を増やし、民生?福祉を向上させ、経済成長(zhǎng)を促進(jìn)する上でプラスになる。RCEPは流れる水となり、アジア地域に流動(dòng)型の市場(chǎng)を構(gòu)築するだろう。RCEPの枠組內(nèi)で、アジア地域の経済一體化が発展を続け、そこから利益を得るのは、中國(guó)と日本を含むアジアの各國(guó)だ」と述べた。

外交學(xué)院國(guó)際関係研究所の周永生教授は、「中日両國(guó)はアジア地域で1位と2位のエコノミーだ。一方で、中日両國(guó)には第三國(guó)市場(chǎng)での協(xié)力プランがあり、これはアジア地域の第三國(guó)との協(xié)力に大國(guó)の原動(dòng)力のパワーを注入するものであり、地域協(xié)力の発展を力強(qiáng)く推進(jìn)することになる。他方で、中日両國(guó)は製造業(yè)やハイテクなどで世界トップレベルの優(yōu)位性を備える。中國(guó)企業(yè)の対外投資の実力は軽視できない。中日両國(guó)が協(xié)力を強(qiáng)化すれば、アジア市場(chǎng)の繁栄を促進(jìn)し、地域経済の発展に対して強(qiáng)大な牽引的役割を果たすことになる」と述べた。

中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所の李清如副研究員は、「中日が経済貿(mào)易協(xié)力を強(qiáng)化すれば、地域內(nèi)のサプライチェーンの強(qiáng)靱性とリスク対抗力の強(qiáng)化にとってプラスになる。感染癥の下、グローバル貿(mào)易モデルが再編されつつあり、これからグローバルサプライチェーンは地域化、サブリージョン（下位地域）化の方向へ集約していき、地域のサプライチェーンの安定性がますます重要になる。RCEP協(xié)定への調(diào)印後、中日は初めて関稅の削減プランを達(dá)成した。今後、中日経済貿(mào)易協(xié)力をさらに強(qiáng)化して、両國(guó)企業(yè)に生産?経営のための安定した地域環(huán)境を提供することは、地域のサプライチェーン?産業(yè)チェーンの安定性と強(qiáng)靱性を増強(qiáng)し、地域外からくるリスクの打撃への抵抗力を高め、中日両國(guó)が國(guó)際経済秩序をともに構(gòu)築することを促進(jìn)する上で、いずれも積極的な意義がある」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年2月7日