2021年の干支は丑。古くから現(xiàn)在に至るまで、牛は中國文化において、勤勉さや奉仕の精神を象徴しているほか、しばしば力強さや強健さとも結(jié)びつけられている。
中國はその昔から農(nóng)業(yè)社會であり、農(nóng)耕文化において、牛は人々の生産分野に影響を與えてきただけでなく、中華民族に內(nèi)在する精神を形作る上でその影響がより表れている。中國の著名な文學家である魯迅は、「牛は草を食べて、牛乳を出す」と、その「奉仕の精神」を表現(xiàn)した。
また古くから、中國の詩や詞には牛を詠んだ作品が極めて多い。文學や絵畫といった蕓術の分野では、詩文や書畫などを創(chuàng)作する蕓術家たちは皆、好んで牛を題材にしてきた。中國人にとって、牛のイメージとは、溫厚篤実で寛容、苦労をいとわず、恨み言を言われても気にせず、自分の利益や名聲を追い求めることをせずに、ただ黙々と人のために奉仕するというものだ。
そして現(xiàn)在、牛はさらに素晴らしさの象徴にもなっている。中國では、誰かのことを稱賛する時、多くの人が「牛(すごいという意味)」という言葉を使う。
このように「?!工稀ⅳ工扦酥腥A文化に完全に溶け込んでいるため、中國語では「?!工趣いψ证蚴工盲迫摔湮锸陇尉瘠虮恧寡匀~がよく使われる。例えば、今の人は、「牛気衝天」や「気衝牛闘」といった四文字熟語を使って、商売が繁盛していることや、人の品格を表現(xiàn)する。また、親牛が子牛をなめる様子を描寫した「舐犢情深」という四文字熟語で、子供に対する深い愛情を表現(xiàn)している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年2月10日