「何気なく攜帯電話を銀行カードの上に置いたところ、最近の詳細(xì)な取引狀況がスキャンされた」という、ネットユーザーの報(bào)告が話題を集めている。NFCが搭載された攜帯電話は、ICチップ入り銀行カードの番號(hào)と取引の記録を簡単に読み取ることができるが、これはカードの預(yù)金の安全を脅かすのだろうか？京華時(shí)報(bào)が伝えた。

記者が試したところ、スマートフォンにNFCが搭載されていれば、この機(jī)能をオンにし銀行カードに近づけるだけで、カードのパスワードを入力しなくても最近の詳細(xì)な取引狀況を読み取ることができた。しかしカードによって読み取れる情報(bào)量が異なり、一部のカードは預(yù)金殘高、過去10回の詳細(xì)な取引狀況、所有者の氏名および身分証ナンバーの上下二桁が簡単に読み取れたが、別のカードは番號(hào)の下四桁など少ない情報(bào)しか読み取れなかった。

NFCを搭載した攜帯電話で銀行カードの情報(bào)が読み取れる件について、中國銀聯(lián)の技術(shù)専門家の徐靜ブン（ブンは雨の下に文）氏は、「ICチップ入り銀行カードの情報(bào)がカードリーダーによって読み取られることは、國際的なルールに合致している。これはカード所有者の取引の利便性を高めるためだ。ICチップ入り銀行カードは非接觸の手段により一部情報(bào)を読み取れることで、データのスムーズな伝送、非接觸?スムーズな小額決済が初めて可能になる」と指摘した。

徐氏は、「他者のICチップ入り銀行カードの情報(bào)を不當(dāng)な手段により読み取る場合、それなりの條件を満たさなければならない。攜帯電話の複雑な電磁環(huán)境などの影響により、NFCを搭載した攜帯電話とカードの距離は2センチ以內(nèi)に近づける必要がある。カードを紛失した場合は、個(gè)人の身分情報(bào)が記載された証書を紛失した場合と同じように、個(gè)人情報(bào)を不當(dāng)に盜まれる可能性がある」と語った。

中國銀聯(lián)の技術(shù)専門家はまた、違法な手段により読み取られた情報(bào)が、不當(dāng)に利用される可能性は低いと指摘した。一部の所有者は銀行に電話をかけ、取引の明細(xì)を提供することで、パスワードを変更し口座內(nèi)の預(yù)金を盜むことができるのではと心配している。しかし銀行の実際の事業(yè)基準(zhǔn)およびフローによると、本人の身分証のコピーといった情報(bào)がなければ、盜んだカードを使い詐欺を行うことはできず、情報(bào)が不當(dāng)に利用される可能性は低い。また違法な手段により情報(bào)を読み取られた銀行カードはコピーすることができず、所有者の預(yù)金の安全が保障される。ICチップ入り銀行カードはチップを媒介とし、全面的な安全システムを持つ。仮に一部の情報(bào)が読み取られたとしても、その情報(bào)だけではカードをコピーすることができず、所有者の預(yù)金の安全が保障される。

■NFCとは？

NFC（近距離無線通信）とは、短距離の高周波無線通信技術(shù)で、電子機(jī)器間の非接觸型のデータ交換を可能とする?，F(xiàn)在幅広く使用されているブルートゥースと比べ、NFCは利便性が高く、コストが低く、エネルギー効率も高く、認(rèn)識(shí)時(shí)間も0.1秒とスムーズだ。しかしNFCの使用距離はブルートゥースより短く、一部は10センチのみで、伝送速度もブルートゥースを大きく下回る。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年6月16日