中國社會科學院の主催による「日本の戦略的趨勢と中日関係のあり方」をテーマとした國際シンポジウムが24日北京で開催された。20人の中國人學者と8人の日本人學者が參加し、「歴史とグローバルの背景における中日関係」、「安倍政権の戦略的趨勢と対中政策」、「中日関係の戦略的あり方と危機管理」という3つの議題をめぐって討議した。
中華日本學會の武寅會長は開幕式で、「今回のシンポジウムの3つの議題は、當面の緊迫した中日関係をいち早く健全かつ安定した発展の軌道に戻す、この1點に集約される。中日関係の悪化を招いた主な原因はいずれも昔からの歴史問題にある。この昔からの歴史問題が、新しい情勢や出來事による刺激を受け、エスカレートし、より敏感で複雑な國家関係を作り出してしまった。このような時期だからこそ、対話と交渉による理性を持った率直な交流はよりいっそう大切だ」と指摘した。
今年は第1次世界大戦勃発100周年、日露戦爭勃発110周年、甲午戦爭(日清戦爭)勃発120周年にあたり、來年は中國の抗日戦爭と世界反ファシズム戦爭勝利70周年を迎える。これについて、中國の元外務次官で、徐敦信?元日本駐在中國大使は挨拶で、「現(xiàn)在國際関係に大きな調(diào)整と変革が訪れている。中國と日本はいずれも重要な影響力を持つ大國で、アジアの平和と安定維持において重要な責任を背負っている。中日関係がピンチに陥っている中、日本の戦略的趨勢と中日関係のあり方を討議することはより現(xiàn)実的な意義がある」と述べた。
中國國際放送局日本語版 2014年8月27日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386