雲(yún)南省魯?shù)楸h、景谷県で今年に入り地震が相次いでおり、ネット上では震源地に関する憶測(cè)が飛び交っている。そのうちのある説によると、中國(guó)の過(guò)去50年間で発生した重大地震の位置を結(jié)ぶと、東北部―南西部の直線を呈しており、これが未だに発見(jiàn)されていない重大な地震帯の可能性があるという。地震の専門(mén)家はこの説について、「震源地には一定の法則が存在するが、絶対的な直線の法則は存在しない。このような憶測(cè)は科學(xué)的な根拠に基づいておらず、科學(xué)者によるさらなる研究が待たれる」と指摘した。光明網(wǎng)が伝えた。
中國(guó)地震臺(tái)ネットワークセンター研究員の孫士コウ氏(コウは金に宏)は記者に対して、「ネット上で噂されている地震の直線は參考データが少なく、震源地も都合よく選択されているため、科學(xué)的な根拠のない勝手な説だ。20世紀(jì)だけでも、中國(guó)ではM6.0以上の地震が800回弱発生しており、貴州省、淅江省、香港特別行政區(qū)以外のすべての省?自治區(qū)?直轄市に分布している。これらの地點(diǎn)を含めれば、一直線に集中という現(xiàn)象が存在しないことが分かる。ゆえにこの直線という説は非常に限定的であり、偶然にすぎない」と否定した。
孫氏は、「地震の分布には帯狀?線狀の特徴があるが、これは地質(zhì)構(gòu)造と関連している。世界の大半の地震がプレートが接する場(chǎng)所で発生しており、一部はプレート內(nèi)の活斷層で発生している。中國(guó)大陸には南北を貫く1本の地質(zhì)構(gòu)造帯があるが、これは賀蘭―川滇南北構(gòu)造帯、中國(guó)南北地震帯と呼ばれている。しかしこの地震帯も、同じ直線上にはない」と指摘した。元國(guó)家地震局副局長(zhǎng)、中國(guó)地震局研究員の何永年氏も、「新中國(guó)の誕生後に発生した重大地震は、東北部―西部という一定の空間的分布を呈しているが、震源地の地質(zhì)構(gòu)造はそれぞれ異なっている。地質(zhì)的な面から見(jiàn)ると、この直線が発見(jiàn)されていない地震帯であることを裏付ける、十分な証拠が存在しない」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年10月13日
このウェブサイトの著作権は人民日?qǐng)?bào)社にあります。
掲載された記事、寫(xiě)真の無(wú)斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386