最近開催された大規(guī)模なモーターショーで、歐州各社は相次いでプラグインハイブリッドカー（PHEV）を出展した。歐米各社は新エネ車の発展の過(guò)程で、トヨタやホンダが開発に取り組むストロングハイブリッドの段階をとばしている。日本メディアは自國(guó)の自動(dòng)車メーカーが、未來(lái)の新エネ車の競(jìng)爭(zhēng)で劣勢(shì)に陥ることを懸念している。科技日?qǐng)?bào)が伝えた。

歐米各社が発表したPHEVは、EVモードでの航続距離が30-50キロに達(dá)する。買い物で出かける場(chǎng)合、これならばEVモードの使用で間に合う。駆動(dòng)用モーターは1個(gè)もしくは2個(gè)。2個(gè)のモーターを使う車種は前後に1個(gè)ずつ配置しており、その構(gòu)造はモータ2個(gè)の遊星歯車式を採(cǎi)用するトヨタのストロングハイブリッドよりシンプルで、EVに近い。

歐州各社はこれまで、1個(gè)のモーターを使用するシンプルな構(gòu)造のマイルドハイブリッドの開発に取り組んできた。多くの人は、歐州各社は今後、まずストロングハイブリッドの段階を踏まえ、さらにPHEV、EV、燃料電池車（FCV）などを開発することで、徐々に新エネ車の進(jìn)化を促すと予想していた。しかし最近のモーターショーを見ると、歐州各社はストロングハイブリッドの段階をとばし、直接PHEVの発展に取り組んでいるようだ。PHEVを數(shù)多く出展した一方で、ハイブリッドの新車はほぼゼロだった。

日本メディアは、これは歐州が二酸化炭素排出量を95グラム以內(nèi)とする規(guī)定の実施時(shí)期を、當(dāng)初予定していた2020年から2021年に延長(zhǎng)したためと分析している。これにより歐州各社は、既存の內(nèi)燃機(jī)関を改善した上で、ターボと組み合わせた「ダウンサイジングエンジン」とエネルギー回生システム（電源電圧の48V化システムを含む）などを採(cǎi)用することで、ストロングハイブリッドを発展させなくても二酸化炭素排出量の基準(zhǔn)を満たせると判斷した。フォルクスワーゲン（VW）の技術(shù)者はモーターショーで、ストロングハイブリッドがなくても基準(zhǔn)（2021年に施行される規(guī)定）を満たせると述べた。歐州各社はストロングハイブリッドという過(guò)程をとばし、PHEVを2021年の基準(zhǔn)を満たすエコカーの主流としている。

対照的なのが、ストロングハイブリッドを代表するトヨタとホンダだ。両社のストロングハイブリッド車は歐州で強(qiáng)い影響力を持たず、ストロングハイブリッドが歐州で少數(shù)派になったとしても、販売にそれほど大きな影響は生じない。しかし厄介なことに、歐州の動(dòng)向は世界最大の自動(dòng)車市場(chǎng)である、中國(guó)にまで影響を及ぼす可能性がある。歐州メーカーと米國(guó)メーカーは中國(guó)で強(qiáng)い勢(shì)力を持つ。中國(guó)は歐州市場(chǎng)の動(dòng)向に追従しやすい。ストロングハイブリッドによる販売拡大に取り組んできた日本企業(yè)にとって、中國(guó)のハイブリッド車の動(dòng)向は今後の大きなリスクになりかねない。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年10月27日