今年も世界経済フォーラムの年次総會(通稱ダボス會議)がスイスで開催される。今年は中國李克強首相やドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統(tǒng)領(lǐng)など世界の50名近い首脳や2500名を超えるオピニオンリーダーや実業(yè)家、マスコミ代表などが顔をそろえる。ダボス會議が世界から注目される理由は、それがまるで“水晶體”を見るように、世界経済の動向がつかめるからである。今年のテーマは、「世界の新しい枠組み」である。その深い意味は、世界が直面する課題にどう対応するかである。
この1年間、黒海沿岸の紛爭は世界の地政學情勢を変え、ロシアと西洋の距離は次第に開いていった。またイスラム國からパリのシャルリー?エブドの襲撃事件までテロが世界中の脅威となった。世界経済は変動を繰り返し、先行きは不透明、金融市場も安定を欠いている。
ダボス會議の創(chuàng)設者のクラウス?シュワブは「世界は政治?経済?社會?科學技術(shù)の面で大きな転換點を迎えている。これらの転換はわれわれの従來の考え方を変えようとしている」と語った。
このような激動の時代、世界は中國をなくしてやっていくことはできない。世界が「中國の答え」を待ち望んでいるのである。
▼2015年は改革全面深化の年▼
李克強首相の出席が世界の期待を集めているのは、今回が中國の指導者の今年最初の外國訪問であることと、李克強首相が會議に參加するのは5年ぶり、中國の首相としては6年ぶりの參加であるためだ。政府関係者によると、李克強首相は今回の同會議で基調(diào)講演を行うとともに、國際工商理事會の代表と意見を交換し、クラウス?シュワブとも會見する。李克強首相が基調(diào)講演でどのようなメッセージを発するのかが世界から注目されている。
世界が中國に注目するのは、中國の國際問題におけるプレゼンスが高まっているためだ。中國が世界の政治、経済、社會の発展をリードし、ダボス會議ではその中國の動きを知る場となっている。今回の會議には中國から同首相のほか、政府代表団、アリババの馬雲(yún)會長などの実業(yè)家、林毅夫などの経済學者など80名以上が參加する。世界各國のトップエリートがこれらの中國のトップと直接會話を交わす。
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