清華大學中國?世界経済研究センターの李稲葵センター長は、「中國経済は深層レベルの調(diào)整期にある。今回の調(diào)整の重點は古い成長源が徐々に存在感を弱め、新しい成長源が徐々に形成されていることだ。調(diào)整期の重要な現(xiàn)象は各種の新しい成長源が次々に登場することで、こうした新成長源は従來のように統(tǒng)計データの上には十分に反映されるものではない。たとえば各種のサービス業(yè)や新業(yè)態(tài)は統(tǒng)計に組み込んだり、総合的に計算したりすることが難しい。新業(yè)態(tài)には電子商取引が含まれ、これは今、様々な伝統(tǒng)的業(yè)務モデルに打撃を與えている。こうした新舊の交代が非常に興味深い現(xiàn)象を引き起こす。それは観察者が往々にして木を見て森を見ずという狀態(tài)に陥り、伝統(tǒng)的産業(yè)の沒落ばかりを見て非常に悲観的な予測をする、という現(xiàn)象だ」と話す。

李克強総理が世界経済フォーラムの年次総會（ダボス會議）で行った挨拶が、中國経済に新たな成長の方向性をよりはっきりと指し示すものになった。民生証券研究院の管清友執(zhí)行院長は、「李総理は2つの最も重要なヒントを提示してくれた。それは伝統(tǒng)的なエンジンの改良、革新というエンジンの構築だ。伝統(tǒng)的エンジン改良の重點は公共の製品や公共のサービスの供給を拡大することで、中國のインフラ建設と公共サービスシステムにはなお大きな可能性がある。革新エンジン構築については、李克強総理の就任以來の講演を振り返ると、ほぼ毎回規(guī)制緩和に言及している。規(guī)制緩和は起業(yè)のための縛りを緩くすること、中小企業(yè)や民間部門の成長のエンジンを活性化させることで、不動産業(yè)や伝統(tǒng)的な製造業(yè)の殘した空間を埋めるものとなる」と話す。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年1月28日