今後の展望について、市場関係者は、「FRBが年內(nèi)に利上げに踏み切る可能性が高く、その時には、人民元レートと外貨準(zhǔn)備高が再び圧力に直面するかもしれない」と予測している。
招商証券マクロ研究の謝亜軒?研究主幹は、「外貨を民間に保有させる」という観點から、「今後數(shù)カ月、外貨準(zhǔn)備高は再び減少する可能性があるが、資金が流出するということではなく、資金が中央銀行のポケットから企業(yè)や國民に移ることを意味している。つまり、企業(yè)、國民、金融機関の資産配置がより豊かになるということ」との見方を示した。
復(fù)旦大學(xué)金融研究センターの孫立堅?センター長は、今後の海外資本流動の不確定性と資本流出圧力への対応策として、以下のとおり提案した。
「まず、マクロ経済政策の安定を維持すること。経済の安定は、金融安定のための基盤であり、市場のパニック心理を払しょくする力がある。それによって、資本流出の圧力を効果的に緩和することができる。また、金融の実體経済へのサービス環(huán)境を改善することで資金を留め、実體経済へのサービスのための金融改革の推進を継続しなければならない。具體的には、財産権の保護、制度の完備、市場參入條件の緩和、『ゾンビ企業(yè)(すでに経営が破綻しているにも関わらず、政府や銀行の支援を受けて存続している企業(yè))』の淘汰加速などが挙げられる」。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月23日
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