5月27日に広島の平和記念公園で慰霊碑に獻(xiàn)花するオバマ米大統(tǒng)領(lǐng)(右)
オバマ米大統(tǒng)領(lǐng)の先日の「広島訪問」は「政治的遺産づくり」という私心に事欠かないが、それ以上に安倍晉三首相の利益のために骨を折った側(cè)面が大きいようだ。ニューヨーク?タイムズは先日「長年広島に代表されてきた日本平和主義は、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)の今回の訪問で転向するのだろうか?」との問いを発した。答えは知る由もない。だが7月の參院選を前に、憲法改正へ動き出そうとしている安倍氏が、これを機(jī)に騒ぎ立て、得票數(shù)を伸ばそうと図り、改憲推進(jìn)の新たな契機(jī)を探ることは、予見可能な必然的選択肢だ。人民日報(bào)海外版が伝えた。
■長い間地ならしをしてきた訪問
キューバとの國交回復(fù)、イラン核問題の解決に続き、オバマ氏は現(xiàn)職米大統(tǒng)領(lǐng)として初めて広島を訪問し、自らの「外交的遺産リスト」に新たな一筆を慌ただしく加えた。AP通信は「G7サミット出席のため訪日したオバマ大統(tǒng)領(lǐng)は27日、広島?平和記念公園の慰霊碑で獻(xiàn)花を行ない、入念に準(zhǔn)備した方法で戦爭の恐怖を簡潔に反省し、広島の慘禍が人々の『道義的覚醒』となることを望むとした」と報(bào)じた。オバマ氏は訪問前に述べたように、原爆投下について謝罪はせず、日本國民の一部に不満を抱かせたが、AP通信は「オバマ大統(tǒng)領(lǐng)が広島に姿を現(xiàn)わしただけで、おわびの意と理解されるに十分だ」との見方があることを報(bào)じた。
オバマ氏にとっては「綱渡り」のような今回の外交活動だが、安倍氏にとっては長らく待ち望んできた、歓迎すべき大きな慶事であることは間違いない。これに先立ち、今年4月にケリー米國務(wù)長官が現(xiàn)職の米國務(wù)長官として初めて広島を訪問し、オバマ氏のために先乗りを務(wù)めた?!袱长欷蓼扦饲叭韦痊F(xiàn)任の駐日米國大使も広島を訪問した。安倍政権がオバマ氏の広島訪問のために長い時(shí)間をかけて地ならしをしてきたことが見てとれる」と、中國社會科學(xué)院日本研究所の呂耀東研究員は分析した。
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