教師をやめて歴史の真相に迫る
松岡さんは結(jié)婚してから10年間専業(yè)主婦をした後に、地元大阪の小學(xué)校の教師になった。
80年代半ば、松岡さんが擔(dān)任を務(wù)めていたクラスにはたくさんの中國(guó)人の生徒がいた。そして、歴史を教えていた時(shí)、教科書では南京大虐殺のことが「南京事件」と記され、「南京でたくさんの人が死んだ」と簡(jiǎn)単に説明されているだけであることに気付いた。歴史を?qū)熼Tとしている彼女は良心が働き、中國(guó)人の生徒の純粋な目を直視することができなかったという。
「真相をはっきりさせ、子供たちに、『間違ったことをすれば、それを認(rèn)め、改善する勇気が必要』ということを分からせる責(zé)任がある」と考えた松岡さんは88年、南京に足を運(yùn)んだ。
南京で、松岡さんは大虐殺の生存者?李秀英さんに出會(huì)った。大虐殺が起きた時(shí)、李さんは妊娠していたにもかかわらず、日本兵に強(qiáng)姦され、37カ所も刺された。そして、南京鼓樓病院に運(yùn)ばれ、治療を受けている時(shí)に、ある牧師が撮影した寫真が南京大虐殺の動(dòng)かぬ証拠となっている。
松岡さんは、「戦爭(zhēng)は日本の軍國(guó)主義が起こしたもので、日本の一般庶民や兵士とは関係がない」と話す李さんの寛容さに愕然としたという。また、南京大虐殺記念館で、これまでの理解とは全く異なる戦爭(zhēng)を目にし、心に大きな衝撃を受けた。
松岡さんは中國(guó)と日本で南京大虐殺を?qū)g際に経験した人を探し、真実をあぶり出そうと決意し、これまでに中國(guó)を90回以上訪問(wèn)。南京大虐殺の被害者300人以上、加害者250人を訪ね、証言を詳しく記録した。
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