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2016年12月9日  
 

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人民網(wǎng)日本語(yǔ)版>>経済

TPPとRCEP なぜこれほどの違いが生まれたか (2)

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2016年12月09日08:45

(2) 現(xiàn)実的な基盤がある

RCEPは地域の一體化発展という時(shí)代の要請(qǐng)に応じたものだ。グローバル自由貿(mào)易を推進(jìn)する世界貿(mào)易機(jī)関(WTO)の交渉が行き詰まり、経済グローバル化の一連のマイナス影響に直面して、當(dāng)面のグローバル経済の中で勝利を収め、新たな発展を遂げようとするなら、地域経済一體化の強(qiáng)化が必要になる。さまざまな課題に直面しても、ASEANと中日韓3ヶ國(guó)との貿(mào)易額は急速な増加傾向を維持している。ASEANは中日韓とそれぞれFTAを構(gòu)築し、オーストラリア、ニュージーランド、インドとも相次いでFTAを構(gòu)築した。中國(guó)はシンガポールと、日本はフィリピンなどとFTAを締結(jié)した。中國(guó)と韓國(guó)もFTAを構(gòu)築し、中日韓3ヶ國(guó)によるFTA交渉も長(zhǎng)年にわたって進(jìn)められてる。2015年にはASEAN経済共同體(AEC)が発足した。こうしたことがすべてRCEPの構(gòu)築に有利な環(huán)境を創(chuàng)出している。

(3) 順序よく徐々に進(jìn)展している

RCEPはアジア太平洋地域一體化の実際の狀況にふさわしいものとなっている。一部の國(guó)の間ではゼロ関稅が適用され、相互に市場(chǎng)が開放され、密接な協(xié)力関係が展開しており、これらに基づいた協(xié)力の発展が模索される。これはASEANがRCEP構(gòu)築を打ち出した際の共通の願(yuàn)いだ。RCEPの物品貿(mào)易作業(yè)部會(huì)はすでに業(yè)務(wù)をスタートし、サービス貿(mào)易部會(huì)と投資部會(huì)も始動(dòng)して4年になる。RCEP加盟國(guó)間の開放レベルは、現(xiàn)在の6カ國(guó)とASEANとの間で締結(jié)された5つのFTAよりは高いが、加盟各國(guó)の受け入れやすさや実行可能性をできるだけ考慮し、段階を追って過(guò)渡的に進(jìn)めることを考え、TPPのように、登場(chǎng)するや米國(guó)が主導(dǎo)して実際とかけ離れた高い開放レベルを求めるのとは異なる。

(4) 包容力がある

RCEPは関連のあるどの國(guó)も排除しない。TPPは米國(guó)の戦略ツールであり、西側(cè)ではTPP+TTIP=ABC(誰(shuí)でも受け入れるが、ただし中國(guó)を除く)ということが公然と言われ、TPPはスタートしたそもそもから不平等で包容力を欠いたものだった。TPPはASEANの全ての國(guó)をカバーしていないが、RCEPはすべてをカバーする。ASEANは16カ國(guó)によるRCEP構(gòu)築がある程度進(jìn)展したら、次に米國(guó)やロシアの加盟について話し合おうと考える。RCEPはその包容力により、食い違いを適切に処理し、領(lǐng)土紛爭(zhēng)が交渉を妨げないようにし、政治的な相互信頼関係を強(qiáng)化することを強(qiáng)調(diào)する。

このようにみると、RCEPの順調(diào)な進(jìn)展ぶりは偶然ではないといえる。最終的な成功が期待でき、ここには中國(guó)が長(zhǎng)年にわたり主張してきたASEANが東アジア地域の一體化プロセスを牽引するという英知が反映されており、他の地域一體化プロセスの手本になることが予想される。(編集KS)

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年12月9日


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