中國は先ごろ測位衛(wèi)星「北斗3號」の3?4基目を同時に打ち上げた。中國航天科工集団第二研究院第203研究所が発表した情報によると、この2基の衛(wèi)星には同研究所が開発したルビジウム原子時計と水素原子時計が搭載されている。また、その技術(shù)指標(biāo)は世界先進(jìn)レベルに達(dá)しているとしている。新華社が伝えた。
測位衛(wèi)星の「心臓」の一つである高性能原子時計は、測位の精度に対して重要な役割を果たす。同研究所衛(wèi)星ルビジウム時計プロジェクトの責(zé)任者である楊同敏氏によると、これまでの北斗プロジェクトでは一般的なルビジウム原子時計が使われていたが、今回の衛(wèi)星には次世代高精度ルビジウム原子時計が搭載されたということだ。前世代の製品に比べ、よりコンパクトで軽量化されており、技術(shù)性能が飛躍的に向上し、世界先進(jìn)レベルに達(dá)している。
衛(wèi)星水素原子時計は、物理と回路という2つの部分から構(gòu)成されており、その構(gòu)造は複雑だ。衛(wèi)星打ち上げと軌道上飛行中の震動?溫度?放射などの環(huán)境に耐える必要があることから、開発の難易度がさらに高くなっている。同研究所衛(wèi)星水素時計プロジェクトの責(zé)任者である部英男氏によると、同研究所が開発する衛(wèi)星水素原子時計の技術(shù)性能と信頼性は、いずれも世界同類製品のレベルに達(dá)しており、北斗3號ネットワーク衛(wèi)星の高性能?長耐用期間という需要を満たしている。
同研究所黨委員會書記の韓志平氏は、「中國は、無線時間周波數(shù)計量標(biāo)準(zhǔn)分野の先端技術(shù)である衛(wèi)星原子時計開発における前人未到のエリアに歩みを進(jìn)めようとしている。中國は未來の衛(wèi)星原子時計でさらに多くの獨(dú)創(chuàng)的な成果を手にし、中國宇宙事業(yè)の発展を力強(qiáng)く支えることになる」とした。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年1月19日
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