ミレニアル世代が、新興ビジネスのリーダーとして重要な力となっている。ビジネス特化型SNSの「LinkedIn（リンクトイン）」はこのほど、中國のミレニアル世代（1980年代－1990年代生まれ）およびジェネレーションX世代（1960年代－1970年代生まれ）のビジネスマンに関するビッグデータにもとづき、「中國ミレニアル世代企業(yè)戦略決定者をめぐる洞察」と題する報告を発表した。ミレニアル世代が出世するスピードは、その上の世代よりはるかに速く、中小企業(yè)と金融業(yè)界を特に好む傾向があり、1990年代生まれの企業(yè)戦略決定者は、最も活発なビジネス特化型SNSのリーダーになっていることが、同報告から明らかになった。北京晨報が伝えた。

「ミレニアル世代」とは、1980年から2000年の間に生まれた人々のことを指す。リンクトインの統(tǒng)計データによると、約4千萬人の企業(yè)戦略決定者（部門長レベル以上)を含む約5億4600萬人の世界の職場人のうち、ミレニアル世代の割合は28％に達(dá)し、すでに重要な力となっている。リンクトイン中國に登録している中國人企業(yè)戦略決定者270萬人のうち、ミレニアル世代の割合は50％を上回った。

教育レベルでみると、ミレニアル世代の教育レベル全體は上昇しているが、MBAや博士など高學(xué)歴の人々が占める割合は、ひとつ上の世代より低くなっている。上の世代に比べ、ミレニアル世代の企業(yè)戦略決定者の転職率は高く、転職サイクルは平均2.5年。これに対し、ジェネレーションX世代は平均3.3年だった。

ミレニアル世代の出世スピードは非常に速い。平社員から部門長レベルに昇進(jìn)するまで、ジェネレーションX世代は平均10年かかっているが、1980年代生まれは平均6年、1990年代生まれにいたっては、なんと4年しかかかっていない。

ミレニアル世代とジェネレーションX世代は、業(yè)界の選択においても好みが異なっている。リンクトインの統(tǒng)計データによると、ジェネレーションX世代の企業(yè)戦略決定者の多くが、製造業(yè)やハイテク、ファスト消費業(yè)に集中している。一方、ミレニアル世代の企業(yè)戦略決定者は、金融や非営利性、醫(yī)薬業(yè)に集中している。具體的なポストでみてみると、豊富な業(yè)界経験と優(yōu)れた専門性が求められるポストでは、ジェネレーションX世代は依然、より重要な決定を司る役目を擔(dān)っている。

企業(yè)戦略決定者について企業(yè)規(guī)模別にみると、1990年代生まれのリーダーは、社員200人以下の中小企業(yè)に集中していることは、注目に値する。ポストでは、CXO（最高○○責(zé)任者）や企業(yè)オーナーは、1990年代生まれの占める割合が上の世代を上回っている。部門長は、1980年代生まれの割合が最も多い。一方、副社長のポストは、ジェネレーション世代の割合が多く、最も大きな発言権を持っている。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年2月12日