中共中央機(jī)関紙?人民日報は1日付一面トップで第19期三中全會について報じた。

中國共産黨の第19期中央委員會第3回全體會議（三中全會）が2月26～28日に北京で開かれた。三中全會は「黨?國家機(jī)関改革の深化に関する中共中央の決定」及び「黨?國家機(jī)関改革深化案」を採択し、黨?國家機(jī)関改革の深化は國家ガバナンスのシステムと能力の現(xiàn)代化を推し進(jìn)める深い変革であるとの認(rèn)識を示した。人民日報が伝えた。

改革開放の40年間、三中全會は通常下半期に開催され、改革の議題を検討してきた。第19回黨大會は社會主義現(xiàn)代化強(qiáng)國の全面的建設(shè)を打ち出すと同時に、改革の全面的深化の総目標(biāo)が中國の特色ある社會主義制度の整備?発展、國家ガバナンスのシステムと能力の現(xiàn)代化の推進(jìn)であることを明確にした。このため第19回黨大會閉幕後4カ月で開催される三中全會は、ことのほか注目された。

三中全會は黨?國家機(jī)関改革の深化の目標(biāo)が「システムが整い、科學(xué)的に規(guī)範(fàn)化され、効率的に運(yùn)用される黨?國家機(jī)関機(jī)能システムを構(gòu)築し、全局を掌握し、各方面を調(diào)整する黨の指導(dǎo)システム、職責(zé)が明確で法に基づく行政の政府ガバナンスシステム、中國の特色ある世界一流の武裝パワーシステム、広範(fàn)に結(jié)びつき大衆(zhòng)に奉仕する大衆(zhòng)活動システムを形成して、人民代表大會、政府、政協(xié)、監(jiān)察機(jī)関、司法機(jī)関、検察機(jī)関、人民団體、企業(yè)?公的機(jī)関、社會組織の黨の統(tǒng)一的指導(dǎo)下での行動の協(xié)調(diào)、合力の強(qiáng)化を推し進(jìn)め、國家ガバナンスの能力と水準(zhǔn)を全面的に高めること」であることを明確にした。

「黨?國家機(jī)関改革深化の主要任務(wù)は、黨が全面的に指導(dǎo)する制度を整備?堅持し、各分野?各方面の活動に対する黨の指導(dǎo)を強(qiáng)化し、全てにおいて黨の指導(dǎo)を確保し、より揺るぎなく力強(qiáng)い黨の指導(dǎo)を確保することだ」と三中全會は指摘した。

中共中央機(jī)関紙?人民日報は3月1日付論説で「機(jī)関改革は自己革命、國家ガバナンスの深い変革、黨の長期執(zhí)政能力建設(shè)を強(qiáng)化するうえでの必然的要請、社會主義現(xiàn)代化國家を建設(shè)し、中華民族の偉大な復(fù)興を?qū)g現(xiàn)するうえでの必然的要請だ」と指摘した。

人民日報論説は同時に、黨?國家機(jī)関に存在する問題として▽いくつかの分野で黨の機(jī)関設(shè)置?機(jī)能配置が十分に整っておらず、強(qiáng)力でない▽いくつかの政府機(jī)関の設(shè)置と職責(zé)分擔(dān)が十分に合理的でなく、職責(zé)の欠落と効果の低さが突出している▽いくつかの分野で権力行使の制約と監(jiān)督メカニズムが十分に整っておらず、職権亂用、権力を利用して私利を謀るなどの問題が依然存在する――などを挙げた。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年3月2日