中國科學(xué)院高溫ガス動力國家重點実験室の職員によると、チームが開発中の新型風(fēng)洞はマッハ10?25を、試験場の直徑は2.5メートルを予定しており、世界最高水準(zhǔn)になる見通しだ。科技日報が伝えた。

同重大プロジェクト首席科學(xué)者の姜宗林氏は21日、「先進飛行機の研究開発の場となる、技術(shù)水準(zhǔn)が最高の風(fēng)洞の建設(shè)をめぐり、世界が競爭を展開している。我々が開発中の新型極超音速風(fēng)洞は、4年前後で竣工する予定だ」と述べた。

風(fēng)洞は宇宙船?航空機の発展を促す國の重器で、その世代の風(fēng)洞技術(shù)は同世代の飛行機の開発水準(zhǔn)を左右するため、一國の科學(xué)研究の実力を示す。

中國科學(xué)院院士、中國科學(xué)院力學(xué)研究所研究員、空気力學(xué)専門家の兪鴻儒氏の爆発駆動方法に基づき、姜氏のチームは2000年より再現(xiàn)風(fēng)洞理論と革新技術(shù)の検証を開始した。16年間の困難に満ちた取り組みを経て、2017年に「極超音速飛行條件を再現(xiàn)する衝撃波風(fēng)洞実験技術(shù)」（略稱は「JF12再現(xiàn)風(fēng)洞」）の一連の実験?研究を完了した。JF12再現(xiàn)風(fēng)洞は全長が300メートルほどの、世界最大の衝撃波風(fēng)洞であり、世界初の極超音速飛行條件を再現(xiàn)できる超大型極超音速風(fēng)洞だ。

中國空気力學(xué)學(xué)會はJF12再現(xiàn)風(fēng)洞について、「復(fù)元風(fēng)洞理論及び技術(shù)は極超音速実験を60年間悩ませてきた世界的な難題を解消した。風(fēng)洞実験の流動の仮定から再現(xiàn)への飛躍を?qū)g現(xiàn)させ、世界先進風(fēng)洞実験技術(shù)の発展をけん引した」と指摘した。

姜氏は、「JF12再現(xiàn)風(fēng)洞は高度25?50キロ、マッハ5?9の極超音速飛行條件を再現(xiàn)できる。主に吸い込み型極超音速巡回飛行機の研究開発に用いられる。新型風(fēng)洞は中國獨自の一連の新技術(shù)を採用する。高度40?90キロ、マッハ10?25を網(wǎng)羅する極超音速風(fēng)洞実験能力を形成することで、宇宙?地球往復(fù)、宇宙船再利用の空気動力実験の問題を解消する。また、JF10とJF12という2つの空洞を結(jié)びつけることで、マッハ5?25を網(wǎng)羅する宇宙飛行回廊の実験プラットフォームを形成する。これは世界唯一であり、トップレベルに達している。中國の極超音速の先進的な難題の模索、重要技術(shù)の研究開発に対して重大な意義を持つ」と指摘した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年3月22日