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2019年1月4日  
 

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2019年中國の外貨準(zhǔn)備高は3兆ドル前後をキープ

人民網(wǎng)日本語版 2019年01月04日15:59

中國人民銀行(中央銀行)の易綱総裁はこのほど、中央為替業(yè)務(wù)センターは2018年、外貨準(zhǔn)備リスクと收益のバランスを?qū)g現(xiàn)し、國の発展戦略や経済?金融の安定に重要な貢獻(xiàn)をしたと強(qiáng)調(diào)した。

昨年11月末の時(shí)點(diǎn)で、中國の外貨準(zhǔn)備高は約3兆900億ドル(1ドルは約108.2円)で、ここ2年はほぼ安定した水準(zhǔn)となっている。格付け會(huì)社?東方金誠のマクロ経済チーフアナリスト?王青氏は、「國際通貨基金(IMF)の異なる為替レート制度やクロスボーダー資金流動(dòng)管理スタイルの基準(zhǔn)に基づくと、中國の外貨準(zhǔn)備高は余裕がある水準(zhǔn)と判斷できる。そのため、外貨準(zhǔn)備高は、中國のマクロ経済の安定した運(yùn)営を強(qiáng)くサポートする要因となっている」と指摘。

そして、「外貨準(zhǔn)備高を一番反映しているのは、國の対外支払い能力や対外債務(wù)返済能力。そのため、適度に余裕のある外貨準(zhǔn)備高は、國內(nèi)外市場(chǎng)の中國のマクロ経済や人民元の為替レートに対する信頼を安定させる助けになり、國內(nèi)のマクロ経済運(yùn)営に、正常で有利な外的環(huán)境を提供し、マクロ経済を安定させる役割を果たす」との見方を示す。

中國銀行國際金融研究所の為替研究員?王有■(■は品の口が金)氏は、「外貨準(zhǔn)備高は、先進(jìn)國が中國のリスクを判斷するための重要な指標(biāo)だ。外貨準(zhǔn)備高が持続的に減少すると、市場(chǎng)では中國の外貨準(zhǔn)備高に余裕があるのか、対外債務(wù)返済能力があるのか、人民元の為替レートは安定するのかなどに対する懸念が高まる。ハイレベルな管理體制下で、中國の健全性の目安となる外貨準(zhǔn)備高の下限は約1兆6000億ドルと試算されている?,F(xiàn)在、中國の外貨準(zhǔn)備高は3兆ドルを超えており、さらに、中國の金融機(jī)関や住民が2兆ドル以上の海外資産を保有している。そのため、國際收支や外債返済、住民の海外資産の配置ニーズに十分対応することができる。過度に懸念する必要はない」としている。

中國國家為替管理局の統(tǒng)計(jì)によると、18年1‐11月期、中國の為替市場(chǎng)では累計(jì)171兆9600億元(1元は約15.7円)の取引があった。銀行の外貨買い取りは累計(jì)11兆3754億元、外貨売卻は11兆7166元で、3412億元の赤字だった。

チーフエコノミストである中國國家為替管理局の王春英報(bào)道官は、「最近、國際環(huán)境が複雑に錯(cuò)綜し、外的プレッシャーが持続的に存在している。しかし、中國の為替市場(chǎng)は全體的見ると、上下に変動(dòng)し、基本的に安定しており、情勢(shì)の変化は見られない。これは安定して運(yùn)営されている中國経済の根本的役割を示している一方で、為替市場(chǎng)に関與している主體が理性的で、外的環(huán)境の変化に適する能力が向上し続けていることを示してもいる。今後、中國は市場(chǎng)化改革の深化、ハイレベルな開放の拡大を堅(jiān)持して、経済の持続した健全な発展を保ち、中國の為替市場(chǎng)の安定した基礎(chǔ)を築いていく」と述べた。

王有■氏は、「19年、外貨準(zhǔn)備高は3兆ドル付近で変動(dòng)し、それを超える月もあれば、下回る月もあるだろう。人民元のグローバル化が進(jìn)み、人民元建てのクロスボーダー決算が増え、貿(mào)易黒字が減少するにつれ、外貨取得源が減る可能性もあり、それはネガティブなシグナルに見えるかもしれないが、正常な現(xiàn)象で、自國の通貨で決算するシーンが増えれば、過度に外貨準(zhǔn)備高が増える必要はなくなる。ポジティブな面を見ると、中國の金融市場(chǎng)は開放が拡大しており、海外の機(jī)関や個(gè)人の人民元建て金融資産に対するニーズは高まっている。クロスボーダー資本流動(dòng)を見ると、引き続き流入が上回る傾向が続き、外貨準(zhǔn)備高を支えることになるだろう」との見方を示している。

王青氏は、「19年、中國の外貨準(zhǔn)備高は3兆ドル前後を保ち安定した水準(zhǔn)になり、引き続き余裕のある狀況となるだろう。具體的には、中米の貿(mào)易摩擦が存在しているのを背景に、19年、中國の経常収支は、支出のほうが上回る狀況も起きる可能性が高い。一方で、中國の金融市場(chǎng)の対外開放が拡大され、資本と金融収支が黒字となる局面も続く。経常収支が赤字で資本と金融収支が黒字という局面により、中國の國際收支も全體的にバランスが取れた狀態(tài)を保つことになるだろう。19年、ドルインデックスを引き上げる動(dòng)きは弱まる可能性が非常に高く、人民元安となる予想が強(qiáng)まることもなく、銀行の外貨買い取りと売卻のバランスも統(tǒng)制が取れるだろう。また外貨準(zhǔn)備高と為替レート換算による影響は小さい。それら3つの主な要素が大きな逆風(fēng)となることはなく、中國の外貨準(zhǔn)備高の安定を保つための基礎(chǔ)は固い」としている。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語版」2019年1月4日

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