王毅外交部長(外相)は8日の第13期全人代第2回會議の記者會見で、中日関係に関する質(zhì)問に「中日関係は毎年の記者會見で注目されるうえ、すぐに質(zhì)問が挙がる。今日は最後になってようやく中日関係の質(zhì)問が挙がった。これは中日関係がすでに安定傾向にあることを示している」とする一方で「中日関係の改善はまだ歩み始めたばかりだ」とも指摘した。それでは、中日関係は現(xiàn)在どのような狀況にあるのか。正常な軌道に戻った両國関係を確かなものにするには、どうすればいいのか?!溉嗣裰袊工先珖f(xié)委員を務(wù)める孔鉉佑外交副部長(外務(wù)次官)に話を聞いた。
孔氏は近年の中日関係を振り返り「中日雙方の努力で、現(xiàn)在両國関係は正常な軌道に戻り、改善?発展という前向きな基調(diào)を保っている。これは、向き合って進み、中日関係が現(xiàn)在の改善を基礎(chǔ)に、引き続き安定的に長期間発展する後押しをしたいとの雙方の意思を十分に示すものでもある」との認(rèn)識を示した。
また「両國関係が現(xiàn)在の狀況にいたることができたのは、日本側(cè)が対中関係の改善において必要な誠意と善意を示したからだけではなく、関係改善という雙方の政策への両國民の理解と賛同が増えたためでもある。誰もが中日関係を正常に発展させるべきだと考え、中日関係の正常な発展こそが雙方の共通利益にかない、地域の平和?安定?発展維持に積極的役割を果せることを認(rèn)識した」と指摘した。
現(xiàn)在の両國関係の良好な基調(diào)を今後どのようにして揺るぎないものにすべきかは、中日雙方が共に重視する必要のある課題だ。これについて孔氏は「1つには、政治的相互信頼など中日関係を悩ませる深いレベルの問題の解決に盡力すべきだ。もう1つには、日本の政府と社會が中國の発展を理性的に受け止め、理解し、これに賛同したうえで、中國と共に互恵?ウィンウィンを図るべきだ」と指摘した。
また、中日韓サミット、及び首脳間交流、各分野の交流、制度化された交流など両國間交流の実施について現(xiàn)在雙方が協(xié)議中であることを明らかにし、「われわれは両國間交流を一層活性化することで、中日関係が政府?社會レベルだけでなく、二國間及び多國間の関係においても前向きな発展という積極的な勢いを示すことを望んでいる。これは中日関係発展の基礎(chǔ)をさらに揺るぎないものにし、改善するうえで大変重要だ」とした。
孔氏は今年の「中日青少年交流促進年」に大きな期待を寄せ、「青少年交流を通じて両國民の友好的感情をさらに増進し、両國民が相手國を正しく理性的に見る後押しをし、政治?経済など各分野の関係発展を支える、さらに落ち著いた友好的で和やかな社會的土臺を固めることができる」とした??资悉犀F(xiàn)在両國が具體的取り決めを積極的に協(xié)議し、実行に移して、両國間の青少年交流を一層活発で効果的なものにし、その社會的影響をさらに拡大すべく努力していることを明らかにした。また、中日のメディアが青少年交流にさらに注目し、肯定的報道を積極的に行い、両國の青少年に聲援を送ることを望むとした。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年3月14日