まず、カタルシスを得られるというメリットがある。泣けるドラマを見(jiàn)て心ゆくまで涙を流すことを好む人がいれば、ホラー映畫(huà)を見(jiàn)て恐いと思いつつ楽しむ人もいる。どちらも精神的苦痛を軽減しているのだ。
そして良性の自虐は苦痛を転化させることができる。良性の自虐を通じて、精神的に耐えられない不安やストレスなどの感情を肉體に転化させることで、精神的苦痛を軽減する。その典型的な例として、暴飲暴食する癖のある人は、必ずしも食事を楽しんでいるわけではないが、胃袋が一杯になって胃が痛くなるようなその感覚を楽しんでおり、苦しければ苦しいほど逆に心は安らぎを感じるということがある。
さらに良性の自虐は感覚器官への刺激を通じて、人々に自分が生きているという存在感を抱かせることもできる。こうした?jī)A向はサラリーマンにより顕著にみられ、Q&Aサイト「知乎」のユーザーは自分の経験を踏まえて、「疲れ果てるまで夜更かしをしてから眠るとすっきりする……こういう時(shí)だけ、自分が確かに自分であることを感じられる」というコメントを寄せている。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年8月8日