暮らしの中で奇妙だがよくある現(xiàn)象として、「怖がりのくせにホラー映畫(huà)を見(jiàn)たがる」や「目を開(kāi)けていられないほど眠いのに夜更かしをやめられない」、「辛い物は辛ければ辛いほどおいしく感じる」、「ドラマは泣ければ泣けるほどよい」といったものがある。人というのは、楽しいことや楽をすることを好み、苦痛を避けたがるものなのに、どうしてこうした自虐行為をやめないのだろうか。背後にはどのような心理が隠されているのだろうか??萍既?qǐng)?bào)が伝えた。
▽自虐行為を通じて「快楽の逆転」を得る
米國(guó)ペンシルバニア大學(xué)で心理學(xué)を教えるポール?ロジン教授はこうした行為を「良性の自虐」と呼んでいる。自虐行為を通じて快楽を得る狀態(tài)を指し、殘酷であればあるほど喜びを感じるという。
ロジン教授は同僚と共同執(zhí)筆した論文の中で、「一連の消極的行為を行う時(shí)、人の身體と大脳は脅威を感じる。しかしその後、実際には危険はないとわかると、『心が體を超える』(mind over body)ような一種の快感を感じる」と述べた。
生理メカニズムから言えば、身體は苦痛に直面すると、エンドルフィンという天然の鎮(zhèn)靜剤を分泌し、モルヒネの受容體が結(jié)合し、モルヒネやアヘンのような鎮(zhèn)痛作用や多幸感をもたらす。人の快楽を感じるシステムと苦痛を感じるシステムは密に連攜しており、苦痛の刺激を受けると、快楽システムも活性化し、これが苦痛でありながら快楽を感じるという狀態(tài)をもたらしている。こうした生理メカニズムにおいて、「辛くなければおいしくない」という自虐行為を理解するのは難しいことではない。
▽良性の自虐はマイナス思考を調(diào)節(jié)
人が良性の自虐を好むのは快楽を得られるだけではなく、それによってマイナス思考を調(diào)節(jié)できるという別の原因もある。