香港の3つの観光業(yè)工會（労働組合）が12日に発表した観光業(yè)関連業(yè)者に対するアンケート調査の結果から、この2ヶ月、回答者の収入が平均8割落ち込み、1割以上が「収入ゼロ」の狀態(tài)に陥っていることが明らかになった。新華社が報じた。

港九労工社団聯(lián)會傘下の香港導遊（ガイド）総工會、香港領隊（ツアーコンダクター）総工會および香港観光サービス業(yè)職員工會は12日、合同記者會見を開催、「香港観光業(yè)従事者をめぐる現(xiàn)狀」と題するアンケート調査の結果を発表した。3つの観光業(yè)労働組合は今月初めにアンケート調査を実施、旅行業(yè)関係者1012人から回答を得た。

回答者はあまねく、「6月以降は、昨年同期と比べ、受け入れツアーの件數(shù)が平均7割以上減少、収入は平均約75％落ち込んだ」と答えた。このうち、「収入は90％以上減少した」と答えた人は4割に上り、「収入はゼロ」とした人も1割いた。また、回答者の9割以上が、「今後一年の香港観光業(yè)に不安を感じる」と答えた。

香港導遊総工會の黃嘉毅理事長は、「今年上半期、観光業(yè)データの數(shù)字はなかなか良かった。だが、市民による抗議活動によって、香港観光業(yè)にとってもともとはピークシーズンである7月と8月が『厳冬期』に変わった。例年ならば、この時期、観光ガイドは1ヶ月平均12から15のツアーを受け入れるが、今年は抗議活動の影響によって、大陸部?東南アジア?歐米の各地が続々とツアーをキャンセルした。8月に受け入れるツアーが皆無の観光ガイドも少なくない」と説明した。

香港領隊総工會の劉振遠理事長は、「現(xiàn)在の香港観光業(yè)は、『SARS』の頃より酷い狀態(tài)だ。例年、多くの観光業(yè)者は、ピークシーズンに収入を蓄え、オフシーズンに備えている。だが、現(xiàn)在の狀況が悪化し続けると、仕事と生活に影響が及ぶであろうことから、観光業(yè)から多くの人材が失われる恐れがある」と心配の色を隠せない。

港九労工社団聯(lián)會の林振昇主席は、「香港特區(qū)政府が、緊急対策措置を講じて、業(yè)界が苦境から脫出する手助けをしてくれるよう期待している」と述べた。林主席は、特區(qū)政府が、観光業(yè)関係者向けの技能アップ計畫を立ち上げ、失業(yè)者や十分な営業(yè)活動ができない業(yè)者に対して資金貸付を提供するよう提案した。

「社會の各界が、暴力行動を直ちにストップさせ、立ち止まって冷靜になって考え、理性的な意思疎通が可能な場を設け、ともに手を取り合って香港観光業(yè)が再び健全に発展するよう後押しすることを望んでいる」と林主席は続けた。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月13日