通勤途中で勉強(qiáng)し、食事の間に動(dòng)畫を見て、旅行に行けば人気スポットで寫真を撮りまくる。今や、ドラマを見る時(shí)の「倍速モード」(ユーザーがソフトを使って動(dòng)畫の再生スピードを倍速にできることを指す)は、多くの若者のライフスタイルになっている。こんな「倍速生活」を送る若者たちは、一分一秒をできる限り有効に使い、時(shí)間を最大限効率的に使おうとしている。しかし「倍速生活」で、身心ともに疲れ、忙しくしているのに結(jié)局のところそれほど得るところがないという人も多い。中國青年報(bào)が伝えた。
先ごろ、中國青年報(bào)社社會調(diào)査センターと問巻網(wǎng)(wenjuan.com)が18-35歳の青年1993人を?qū)澫螭摔筏菩肖盲抗餐{(diào)査によると、76.5%の回答者が自分は「倍速生活」を送っていると回答していた。このうち一線都市の回答者の割合が最も高く、78.9%に達(dá)した。83.1%の回答者は、「毎日忙しくしているが思い描いているような成果は得られていない」と回答。若者が「倍速生活」を送っている原因については、59.7%の回答者は情報(bào)化時(shí)代が原因だとし、49.2%の回答者が現(xiàn)代の若者は自分への要求が高いからだとした。また、63.2%の回答者は「若者は適正な目標(biāo)を掲げて努力すべきで、いわゆる『高効率』を盲目的に追求すべきではない」とした。
北京でメディア業(yè)界に従事する孫了(女性)さんは、「毎日目を覚ましたその瞬間から、時(shí)間が自分のものではなくなるように感じる。地下鉄に乗っていても、歩いていても、食事をしていても、常にタレントや、映畫?番組制作関係者、企業(yè)チャネルパートナーなど各方面と連絡(luò)を取っている。1日のうち頭を空っぽにしてぼんやりできる時(shí)間はとても少ない。數(shù)ヶ月間も連続して仕事が終わると夜12時(shí)で地下鉄の終電が終わっていたこともあった」と言う。
ある二線都市に住む中央企業(yè)職員の王凡達(dá)さん(仮名、男性)は、たとえば食事をするなら美味しいものをじっくり味わうなど、一つのことにじっくり集中する習(xí)慣があるが、時(shí)には「倍速モード」がオンになることもある。「列車運(yùn)転士の試験を受けた時(shí)には、試験勉強(qiáng)しながら仕事もし、さらに彼女にもつきあわないといけなかったので、何をするにも寸暇を惜しんでやるという感じだった」と王さんは言う。
調(diào)査では、76.5%の回答者が「自分は『倍速生活』を送っている」と回答した。比較分析の結(jié)果、一線都市の回答者は生活のテンポが速く、78.9%の人がこの項(xiàng)目を選んでいた。次が二線都市の回答者(77.6%)だった。
華東師範(fàn)大學(xué)心理?認(rèn)知科學(xué)學(xué)院応用心理學(xué)部教授の徐光興氏は、「『倍速生活』現(xiàn)象は國內(nèi)外でよく見られ、日本では『駆け足の人生』と呼ばれている」と指摘している。