金字火腿股フン有限公司(フンはにんべんに分)と米デュポンが共同生産する人工肉が11日、天貓(Tmall)で正式に予約販売を開始した。価格は4枚で118元(1元は約15.3円)で、10月下旬に次々と出荷される。データによると、すでに約792人が注文している。
製品紹介によると、この人工肉は非遺伝子組み換え大豆などの植物性タンパク質(zhì)で作られる。牛肉の質(zhì)感と食感があり、100グラム中11.7グラムのタンパク質(zhì)が含まれ、100グラムの鶏卵をやや上回る。主にフィットネス、菜食主義、健康的な食生活を心がける人向けに販売される。解凍してからフライパンで加熱して食べる。
「中國初の人工肉が発売」という情報は、ネットユーザーから注目を集めた。「118元もするのに人工肉など食べるか」「価格が許容範(fàn)囲內(nèi)で、基本的な栄養(yǎng)を満たすならば、人工肉の関連商品を試してみたい」
人工肉はここ2年、市場で注目を集めている。特に今年5月、ビヨンド?ミートがナスダックに上場すると、163%高で初日の取引を終了した。これは市場の人工肉に対する熱意に火をつけた。
ビヨンド?ミートは世界の人工肉ベンチャー企業(yè)11社のうち初の上場企業(yè)だ。主要事業(yè)は植物性タンパク質(zhì)による人工肉の合成で、主な販売先は主流小売?飲食業(yè)。
言及すべきなのは、米國などと比べ、中國の人工肉市場のスタートが遅れていることだ。興業(yè)証券は「國內(nèi)で流行らないのは、主に植物肉が中國人の消費(fèi)習(xí)慣に合わず、菜食主義が盛り上がりを見せていないからだ」と分析した。しかしある市場関係者は、いかにして消費(fèi)者の許容度を高め生産コストを引き下げることが、人工肉事業(yè)を長期維持するための鍵になると指摘した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年10月17日