西北湖の近くにある金融會社で働く陳さんは、「従來の茶館を利用すると、経営者が終始茶葉を売るためのセールストークを続けるため、友人たちと茶を飲みながらお喋りを楽しむせっかくの雰囲気が損なわれてしまう。それに比べ、無人茶館では、よりのびのびとした気分で茶を楽しめる」と話す。
無人茶館の主な利用者ターゲットは、會社勤めのホワイトカラーで、社內(nèi)會議やプライベートな集まりに適しているという。そのため周晨氏が経営する無人茶館ではプロジェクターや囲碁や麻雀といった娯楽用具なども提供しているのだという。
〇「無人モデル」を後押しする技術(shù) 試される都市文明
中國地質(zhì)大學(xué)(武漢)経済管理學(xué)院の胡懐敏準(zhǔn)教授は、「『無人ビジネス』誕生の裏には、ITの発展とコスト上昇がある。このほか、無人モデルが広まったことで、市民の素養(yǎng)も試されることになっている」と指摘した。
周晨氏は、「武漢でオープンして約1年経ったが、これまでに茶道具が破損したり盜難されたことは1度もない。利用客はいずれも非常に素養(yǎng)が高く、プロジェクターも故障したことはない」と話す。
武漢一洗來環(huán)保科技有限公司の袁春林董事長も周晨氏と同じ感想を抱いている。「弊社は武漢に、セルフ洗車ステーションを80ヶ所設(shè)置しており、武漢の三鎮(zhèn)に分布している。1つのセルフ洗車ステーションに2臺のセルフ洗車機(jī)を配備している。セルフ洗車機(jī)は1臺3萬元するが、武漢市場に投入することについて心配は一切なかった。市民の素養(yǎng)が極めて高いからだ。以前実施した統(tǒng)計(jì)では、人為的な損傷率は非常に低い。このことも、弊社が武漢にセルフ機(jī)械をあえて投入する理由の一つとなっている」と袁董事長は説明した。
「武漢市民の高い『素養(yǎng)』によって『無人モデル』が普及した」と袁董事長は結(jié)んだ。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年11月12日