湖北省武漢市で感染が拡大している原因不明のウイルス性肺炎の病原體の解明に、新たな進展が得られた。初歩的な判定を擔當した専門家チームは9日、今回感染が拡大している原因不明の肺炎の病原體は、新型コロナウイルスであるという結(jié)論に至った。また、「今後さらに、病原學の研究や疫學の調(diào)査と臨床の経過観察を総合して専門家による研究?判定を進めていく必要がある」としている。中央テレビニュースが伝えた。
2020年1月7日午後9時の時點で、研究室で新型コロナウイルスが検出され、同ウイルスの全ゲノム配列の解析結(jié)果が獲得された。
コロナウイルスは、主に、呼吸器官や腸の疾病を引き起こす病原體だ。このウイルスの粒子の表面には、規(guī)則正しく並んだ突起が數(shù)多くあり、ウイルスの粒子全體が王冠のような形をしていることから、「コロナウイルス」と名付けられた。コロナウイルスは、人のほか、ブタ、牛、貓、犬、テン、ラクダ、コウモリ、ネズミ、ハリネズミなどさまざまな哺乳類や多くの鳥類も感染する。
現(xiàn)在までに人に感染するコロナウイルスとしてすでに判明しているものは計6種類あり、うち4種類は、人が感染するケースは比較的多いが、病原性は低く、感染しても普通の風邪のように呼吸器官に軽い癥狀が出るだけで済む。だが、殘る2種類のコロナウイルスは、「重癥急性呼吸器癥候群」と「中東呼吸器癥候群」、つまりSARS とMERSと呼ばれるもので、深刻な呼吸器系疾患を引き起こす可能性が高い。今回武漢で感染が広まった肺炎を引き起こした新型コロナウイルスは、すでに発見されている人が感染するコロナウイルスとは異なるタイプであり、このウイルスに対するさらに深く掘り下げた研究と分析が必要だとみられている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年1月10日