7月1日、世間から注目を浴びている一部の法律法規(guī)が施行された。中國新聞網(wǎng)が報(bào)じた。
中國保険監(jiān)督管理委員會(huì)(保監(jiān)會(huì))は6月23日、「リバース?モーゲージ(以房養(yǎng)老=高齢者が自宅を擔(dān)保に老後の生活資金を調(diào)達(dá)するための融資商品)の試行に関する指導(dǎo)意見(以下、『意見』と略)」を発表した?!敢庖姟工摔猡趣扭?、7月1日、北京、上海、広州、武漢の4都市において、2年を期限として、「リバース?モーゲージ」の試行がスタートした。今回の試行は、中國でますます深刻化している高齢者問題の解決に向けた最新の試みといえる。だが、関係者は、「これは、現(xiàn)行の高齢社會(huì)対策の補(bǔ)充策に過ぎず、従來の高齢者の養(yǎng)老方式に大きな影響を及ぼすことはありえない」と指摘した。
「意見」によると、試行に參與する引受保険會(huì)社は、▽開業(yè)後5年以上経過している ▽登録資本金が20億元(約325億円)以上 ▽申請時(shí)の前年度末および直近の四半期末における返済能力が120%以上――などの條件を満たしていなければならない。
保監(jiān)會(huì)生命保険監(jiān)督管理部の袁序成部長は6月30日、「リバース?モーゲージへの參入に興味を抱いている保険會(huì)社は數(shù)多い。しかし、実施細(xì)則が発表されていないことから、まだ申請書を提出した會(huì)社は1社もなく、関連商品も一切発表されていないのが現(xiàn)狀だ。この種の保険商品は、海外でも、まだ普及が進(jìn)んでいない」と述べた。
「リバース?モーゲージ」、いわゆる保険版「以房養(yǎng)老」は、自宅を擔(dān)保に入れて生涯年金を受け取るという、新型の商業(yè)養(yǎng)老保険商品。すなわち、高齢者は、自宅を保険會(huì)社に抵當(dāng)として差し出すが、自宅の所有権、住居権、収益、保険會(huì)社が同意した処分権は引き続き保有する。同時(shí)に、約款に定められた額の年金を一生涯受け取ることができる。契約者が死亡すると、保険會(huì)社は擔(dān)保となっている故人の自宅処分権を獲得し、処分から生じた所得は、年金関連費(fèi)用に優(yōu)先的に充てられる。
保監(jiān)會(huì)の袁部長は、今回の試行が従來の養(yǎng)老サービスに及ぼす影響に対する憂慮の聲が多いことについて、「リバース?モーゲージは、市場化という手段による、高齢社會(huì)対策の補(bǔ)充策のひとつであり、自宅を所有している高齢者に対して、老後のための新たな資金調(diào)達(dá)手段を提示したに過ぎない。これによって、従來の高齢者の養(yǎng)老方式が大きく変わることはありえない」との見方を示した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年7月1日
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