中國疾病予防コントロールセンターのウイルス病研究所副所長の董小平氏は12日、「エボラウイルスの核酸は安定的で、変異を起こしやすく予防が難しいエイズやインフルエンザとは異なっている。エボラウイルスには警戒が必要だが、過度に恐れる必要はない」と指摘した。新華社が伝えた。
西アフリカで1000人以上の命を奪い、現(xiàn)在も猛威を振るっているエボラ出血熱は、國際社會(huì)の注目を集めている。中國科學(xué)技術(shù)協(xié)會(huì)が12日に開いた記者會(huì)見で、同センターの専門家がエボラウイルスおよびその癥狀に関する質(zhì)問に回答した。
董氏は、「エボラウイルスは人と動(dòng)物に感染するウイルスで、自然宿主はアフリカのコウモリ、終末宿主は主にヒト、ゴリラ、チンパンジー、猿などの霊長類とされており、接觸により伝染する。患者の血液、體液、分泌物、排泄物、もしくはエボラウイルスにより死んだ動(dòng)物の死體に觸れることで、感染する恐れがある」と説明した。
董氏は、この恐ろしいウイルスへの対処法として、「エボラウイルスは熱に非常に敏感だ。摂氏60度もあれば、1時(shí)間で殺すことができる。5分間の煮沸消毒でもよい」と述べた。
董氏は、「このウイルスは一般的な消毒剤に対しても敏感だ。例えば塩素を含む消毒剤、脂肪溶剤、フェノール系消毒剤、過酢酸などがある。また紫外線やガンマ線の照射でも、エボラウイルスを死滅させることができる」と指摘した。
同センターの衛(wèi)生緊急センター副研究員の向妮娟氏は、「現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では、中國人の感染が確認(rèn)されていない。中國は検疫およびモニタリング?防止の措置を強(qiáng)化している」と語った。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年8月13日
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