2013年に初めて北京に出店したコンビニ大手?ローソンが積極的に攻勢を仕掛けている。北京商務中心區(qū)(CBD)に行ってみると、超高層ビル?銀泰センターに、建築面積200平方メートルの店舗をオープンさせていたのだ。一方、ファミリーマートも、北京首都國際空港が最近コンビニを解禁したのを機に、高額なテナント費を惜しむことなくT3ターミナルビルに出店を計畫している。業(yè)界內(nèi)では、早くから北京に進出したセブンイレブンに追い付くために、高いテナント料やリスクがあっても、立地條件の良い場所に出展する大手コンビニが増えると見られている。 北京商報が報じた。
ローソンやファミリーマートが相次いで北京に進出したことで、新しい風が吹き、市場は活気に満ちている。北京に進出して10年になるセブンイレブンが、慎重に出店場所を選ぶのとは対照的に、ローソンやファミリーマートは大膽な店舗配置を行っている。
これまで住宅地の付近に出店することが多かったコンビニだが、ローソンはホテルやオフィス、高級マンションが入る銀泰センターに出店した。セブンイレブンと異なり、同店內(nèi)にはテーブルとイスが準備されている。スタッフによると、正午になると、買い物客でいっぱいになり、長蛇の列もできるという。地下鉄から近いこともあり、近くのオフィスビルから多くの客が來ていた。また、環(huán)球金融センター地下一階でも、最近ローソンがオープンした。
北京市企業(yè)信用網(wǎng)を見ると、最近オープンしたローソンはいずれも「飲食店営業(yè)許可証」を取得しており、店で調(diào)理した食品を販売できるようになっていた。コンビニの業(yè)績の半分は、店で調(diào)理した食品の売り上げと言われているものの、北京は審査が厳しく、セブンイレブンや中國のコンビニ?好隣居などはいずれも、同サービスを提供していない。
しかし、ローソンは、高いテナント料という問題に直面しなければならない。銀泰センターの関係筋によると、同センターのテナント料は1平方メートル當たり1日約30元(約500円)。200平方メートルのローソンのテナント料は1カ月約18萬元(約300萬円)になる計算になる。北京にあるセブンイレブンの平均売上額は1カ月當たり平均40萬元(約660萬円)とされている。電気代などのコストや廃棄、損益などを引くと15萬元(約247萬円)しか殘らず、そこから人件費やテナント料を払わなければならない。つまり、知名度がまだセブンイレブンほどでないローソンが、1カ月18萬元のテナント料を払うのはかなり大きな負擔になる。
CBD付近は不動産価格が非常に高く、これまでも多くの企業(yè)を悩ませてきた。北京國貿(mào)商城一階にあったスターバックスも、テナント料が高いため、移転を余儀なくされた。それでも、ローソンは、周囲にライバルがいないことに加え、「テナント料は高いが、人が密集しているため十分やっていける」と自信を見せる。
北京市內(nèi)にはまだ出店していないファミリーマートも、おもしろい出店場所の選択をしている。北京首都國際空港が最近コンビニを解禁したのを機に、T3ターミナルビルと出発ターミナルに出店する計畫なのだ。オープンの日付や具體的な計畫は発表されていないが、空港関係者によると、同店舗は、ファミリーマートにとって、北京初出店となる。しかし、ファミリーマートにも、高いテナント料の支払いが待っている。関係筋によると、同空港のテナント料は1平方メートル當たり1日約30-40元(500-660円)。1カ月當たり十數(shù)萬元のテナント料は、利益率の低いコンビニにとって負擔が大きく、商品の値段を上げるしかないと見られている。実際に同空港に行ってみると、複數(shù)のコンビニが入っており、陳列されている商品も通常より高かった。例えば、キリンの午後の紅茶は自動販売機では2元(約33円)で販売されているが、空港內(nèi)の好隣居では7元(約115円)で販売されていた。
ある中國のコンビニの責任者は、「ショッピングセンターの大きなスペースにコンビニが出店するという狀況はまだないが、今後はそれが増えるかもしれない」と予測している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年8月14日
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