猛暑が続き、蚊撃退ツールの種類がますます増える中、昔ながらの蚊帳や蚊取り線香からリキッド式蚊取り、超音波による蚊撃退ツール、さらには「蚊撃退」攜帯アプリまで登場している。蚊の嫌がる超音波を発することで蚊を撃退するツールの多くは、産卵のために栄養(yǎng)を必要とする、交尾後一週間以內(nèi)の産卵期に入ったメスだけが人や動(dòng)物を刺すという習(xí)性を利用したものだ。そして、この期間、産卵期のメスは、産卵さらにはメス自身の命に関わるため、オスの蚊に接觸することを極力に嫌う。この種の製品は、この習(xí)性を利用し、オスの羽音が出す超音波に似た音を発することで、メスの蚊を遠(yuǎn)ざけるように設(shè)計(jì)されている。この周波音は、果たして本當(dāng)に効果があるのだろうか?新京報(bào)が伝えた。
中國農(nóng)業(yè)大學(xué)農(nóng)學(xué)?バイオテクノロジー學(xué)院昆蟲學(xué)部の安春菊?副學(xué)部長は、「理論上、この方法には、科學(xué)的な根拠がある。だが、実際に応用可能かどうかについては、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では、明確な根拠を示す文獻(xiàn)や資料は存在せず、理論と実用化の間には、まだまだ隔たりがある」と指摘した。
専門家は、蚊の撃退効果について、「今のところ、一定の効果が確認(rèn)されているのは、電子蚊取り器やリキッド狀蚊取りなどの原料に用いられている除蟲菊だけだ」とコメント。米パデュー大學(xué)のネルソン博士は、「超音波に蚊の駆除機(jī)能があるか否かについては、米國國際貿(mào)易委員會(huì)(ITC)と米國環(huán)境保護(hù)庁(EPA)が、超音波を利用した害蟲駆除製品を?qū)澫螭趣筏繀椄瘠蕦彇摔驅(qū)g施した結(jié)果、これらの製品は、害蟲やねずみの駆除に有効であることを証明する十分な根拠に不足していると結(jié)論づけた」と語った。
清華大學(xué)第一付屬病院耳鼻咽喉科の陳崇學(xué)科長は、「睡眠中に蚊駆除アプリを使用すると、『ブーンブーン』という音が睡眠に悪影響を及ぼす恐れがある。さらに、長期にわたり使用を続けると、耳鳴りを発癥する可能性がある」と注意を呼びかけた。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年8月18日
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