近年の連続的なリコールにより、ホンダの通年の販売目標が空振りに終わった。伊東孝紳社長はこのほど、「相次ぐリコールが當社の開発チームに強いプレッシャーをかけている。600萬臺という販売目標が棚上げされ、當社は新たな計畫を策定中だ」と述べた。北京商報が伝えた。
伊東社長が口にしたプレッシャーとは、タカタ製エアバックによる大規(guī)模なリコールによるものだ。タカタ製のエアバックは作動時に破裂する恐れがあり、世界の10社以上の自動車メーカーが、2008年から現(xiàn)在まで2500萬臺をリコールし、史上最大規(guī)模のリコールとなっている。そのうちホンダの狀況が最も深刻で、総數(shù)の半數(shù)を占めている。ホンダは少數(shù)のタカタ株を保有しており、自社の自動車をリコールすると同時に、一部の資金をタカタのリコール費用に充てる必要がある。伊東社長は、一部の必要な援助のほか、タカタにその他の経済援助をすることはないと表明した。
相次ぐリコールの影響のほか、ホンダの中國販売の持続的な低迷も、世界販売臺數(shù)の増加の足を引っ張った。ホンダは昨年、中國での販売目標を90萬臺から10%下方修正し80萬臺とした。しかし通年の販売臺數(shù)は、78萬臺に留まった。業(yè)界関係者は、相次ぐリコールによりホンダの企業(yè)イメージが損なわれたと分析した。消費者から製品の安全性が疑われれば、販売臺數(shù)に最も直接的な影響が生じる。また海外の自動車メーカーも中國事業(yè)に取り組んでおり、新製品を立て続けに発売している。しかしホンダは技術にこだわりすぎ、新車の発売を蔑ろにし、モデルチェンジが遅れている。こうして競爭力が自然と失われていった。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年2月17日
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