一、南中國(guó)海諸島は中國(guó)の固有の領(lǐng)土である

（一）南中國(guó)海諸島に対する中國(guó)の主権は歴史的に確立されたものである

8．中國(guó)人民は昔からずっと南中國(guó)海諸島と関係海域で生活し、生産活動(dòng)に従事している。中國(guó)は南中國(guó)海諸島および関係海域を最も早く発見(jiàn)し、命名し、また開(kāi)発?利用してきた。南中國(guó)海諸島および関係海域に対して主権と管轄を最も早くかつ継続的、平和的、実効的に行使し、南中國(guó)海諸島に対する主権と南中國(guó)海における関係権益を確立した。

9．早くも紀(jì)元前２世紀(jì)の前漢の時(shí)代において、中國(guó)人民はすでに南中國(guó)海を航行し、また長(zhǎng)期にわたる実踐の中で南中國(guó)海諸島を発見(jiàn)した。

10．中國(guó)の歴史的古書(shū)、例えば後漢の『異物誌』、三國(guó)時(shí)代の『扶南伝』、宋代の『夢(mèng)梁録』と『嶺外代答』、元代の『島夷誌略』、明代の『東西洋考』と『順風(fēng)相送』、清代の『指南正法』と『海國(guó)聞見(jiàn)録』などは、南中國(guó)海における中國(guó)人民の活動(dòng)を記載しているだけでなく、南中國(guó)海諸島の地理的位置と地形の特徴、南中國(guó)海の水文と気象の特徴も記録し、南中國(guó)海諸島に「漲海崎頭」「珊瑚洲」「九乳螺洲」「石塘」「千里石塘」「萬(wàn)里石塘」「長(zhǎng)沙」「千里長(zhǎng)沙」「萬(wàn)里長(zhǎng)沙」など多くの生き生きとした豊かなイメージを持った名稱(chēng)をつけた。

11．中國(guó)の漁民は南中國(guó)海を開(kāi)発?利用した歴史的過(guò)程において、かなり固定化された南中國(guó)海諸島に対する命名體系を形作った。例えば、島嶼と砂洲を「峙」と稱(chēng)し、礁を「鏟」「線(xiàn)」「沙」と稱(chēng)し、環(huán)礁を「匡」「圏」「塘」と稱(chēng)し、暗沙（サンゴ島）を「沙排」などと稱(chēng)している。明?清時(shí)代に作成された『更路簿』は中國(guó)漁民が中國(guó)の大陸沿海地域と南中國(guó)海諸島の間を往來(lái)する航海案內(nèi)書(shū)であり、多種の寫(xiě)本が伝わり、現(xiàn)在でも使用されており、中國(guó)人民の南中國(guó)海諸島における生活と生産?開(kāi)発の活動(dòng)を記録し、中國(guó)漁民による南中國(guó)海諸島に対する命名を記載している。そのうち、南沙諸島の島、礁、灘、沙に対する命名は少なくとも70余カ所に達(dá)していて、羅針盤(pán)の方位名によって命名されているものがあり、例えば「丑未」（渚碧礁）、「東頭乙辛」（蓬勃暗沙）がそれである。その特産物によって命名された名稱(chēng)もあり、例えば「赤瓜線(xiàn)」（赤瓜礁）、「墨瓜線(xiàn)」（南屏礁）がそれである。また島嶼?礁の形狀により命名されたものである「鳥(niǎo)串」（仙蛾礁）、「雙擔(dān)」（信義礁）、ある種の実物によって命名した「鍋蓋峙」（安波沙洲）、「秤鈎峙」（景宏島）、水道によって命名された「六門(mén)沙」（六門(mén)礁）などもある。

12．南中國(guó)海諸島に対する中國(guó)人民の命名の一部は、西洋の航海者に引用され、また19～20世紀(jì)の権威ある航海案內(nèi)書(shū)と海図に表記されている。例えばNamyit（鴻庥島）、Sin Cowe（景宏島）、Subi（渚碧礁）は海南方言の発音の「南乙」「秤鈎」と「丑未」に由來(lái)するものである。

13．?dāng)?shù)多くの歴史的文獻(xiàn)と文物資料が証明しているように、中國(guó)人民は南中國(guó)海諸島および関係海域に対して絶え間ない開(kāi)発と利用を行ってきた。明?清時(shí)代以來(lái)、中國(guó)の漁民は毎年北東の季節(jié)風(fēng)を利用して南下し、南沙諸島海域で漁業(yè)生産活動(dòng)に従事し、翌年には南西の季節(jié)風(fēng)を利用して大陸に引き返す。また一部の中國(guó)漁民は一年中、島に留まり、漁獲を行い、井戸を掘って水を汲み、開(kāi)墾して作付けを行い、住居を構(gòu)え廟を建て、家禽や家畜を飼育するようになった。國(guó)內(nèi)外の史料の記載と考古學(xué)の発見(jiàn)によると、南沙諸島の一部の島嶼?礁上にはかつて中國(guó)漁民が殘した農(nóng)作物、井戸、家屋、廟宇、お墓と石碑などがあった。

14．?dāng)?shù)多くの外國(guó)文獻(xiàn)には長(zhǎng)期にわたって中國(guó)人だけが南沙諸島で生産し生活していた事実が記録されている。

15．1868年に出版された英國(guó)海軍作成の『中國(guó)海水路誌』は、南沙の鄭和群礁について言及した際、「海南の漁民は、ナマコ、貝類(lèi)を捕って生計(jì)を立てており、各島には全て彼らの足跡が殘り、また島嶼?礁に住み著いている者もいる」、「太平島の漁民は他の島の漁民より生活がより快適で、太平島の井戸水は他の島より水質(zhì)が良い」と記載している。1906年に出版された『中國(guó)海水路誌』および1912年、1923年、1937年などの各版の『中國(guó)航海誌』には多くの箇所で中國(guó)漁民が南沙諸島で生産?生活していることを記載している。