伝統(tǒng)的なカレンダーは中國(guó)人の日常生活からはすでにほとんど消えてしまっているが、博物館が打ち出したいくつかの優(yōu)れた文化財(cái)をテーマとするカレンダーはかえって文化財(cái)好きたちからの人気を集めている。ここ數(shù)年、中國(guó)では文化財(cái)と文化クリエイティブを結(jié)びつけることで、館內(nèi)奧深くに隠れていた文化財(cái)を一般の人々の日常生活に進(jìn)出させようとする博物館がますます増えてきている。新華社が伝えた。
2009年より毎年発売されている「故宮カレンダー」は、文化クリエイティブ界の「超人気商品」となっている。故宮カレンダーにはこの世界最大の宮殿を代表する文化財(cái)を?qū)懻娓钉墙B介しており、年間販売量は數(shù)十萬(wàn)冊(cè)に達(dá)している。
陝西歴史博物館の文化財(cái)を集めた「陝博カレンダー」も発行開(kāi)始された。第一期の3萬(wàn)冊(cè)のうち、ネット事前予約で1萬(wàn)冊(cè)以上の注文が入っている。
陝西歴史博物館文化財(cái)保管部副主任の賀氏は、「このカレンダーは『大唐長(zhǎng)安』をテーマとし、館內(nèi)の約171萬(wàn)點(diǎn)の文化財(cái)の中から、唐代の優(yōu)れた文化財(cái)を選び出した?!河捞┕髂箤m女図』や『懿徳太子墓闕樓図』などの多くの唐代墓葬壁畫(huà)は、保存の際に細(xì)心の注意を払う必要があるため、一般の人々が目にする機(jī)會(huì)はほとんどない」と述べた。
また雲(yún)崗石窟の石彫蕓術(shù)をテーマにした「雲(yún)崗カレンダー」や中國(guó)重點(diǎn)文物保護(hù)建築物である「斯飛カレンダー」も、年末年始の売れ筋カレンダーとなっている。専門家は、「中國(guó)には収蔵品を持つ博物館が多いが、文化財(cái)と文化クリエイティブを結(jié)びつけ、出版による利益創(chuàng)出するという面においてはまだまだ不足している。これらの文化財(cái)をテーマとするカレンダーが好評(píng)を博しているが、これは伝統(tǒng)的な博物館が文化クリエイティブ産業(yè)を開(kāi)拓する有益な試みだ」と指摘した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年12月11日
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