12日午前11時(shí)ごろ、北京市密雲(yún)區(qū)の梨花頂トンネル內(nèi)で歓聲があがった。北京と瀋陽を結(jié)ぶ京瀋高速鉄道全線の最後となったトンネルが、5年3ヶ月に及ぶ施工期間を経て、無事貫通したのだ。このトンネルは、京瀋高速鉄道北京―河北區(qū)間において、全長が最も長く、施工難度が最も高いトンネルだった。工事スケジュールによると、2020年5月に京瀋高速鉄道北京―河北區(qū)間のレール敷設(shè)工事が始まり、2020年末に全線が開通する。全線開通後、北京―瀋陽間の所要時(shí)間は、現(xiàn)在の4~5時(shí)間から2時(shí)間半まで短縮される。北京青年報(bào)が伝えた。
京瀋旅客専用線京冀公司工事管理部の遅有峰エンジニアは、「京瀋高速鉄道北京―河北區(qū)間は全長290キロメートル、內(nèi)訳は北京市內(nèi)區(qū)間が98.4キロメートルと、河北省內(nèi)が191.6キロメートル。設(shè)計(jì)時(shí)速は350キロメートル、54本のトンネルがあり、トンネルの全長は152.8キロメートルに達(dá)する」と紹介した。
このうち最も長い梨花頂トンネルは、全長12.243キロメートル、北京市密雲(yún)區(qū)に位置し、北京と河北省の両地に跨る?yún)g孔式複線トンネルだ。同トンネルの施工場(chǎng)所は、地質(zhì)構(gòu)造が極めて複雑である上、18の斷層破砕帯が通っており、さらには明代の長城の下を通す必要があり、工事難度は一級(jí)ハイリスクトンネルと指定された。
北京―瀋陽間の所要時(shí)間が2時(shí)間半に短縮
京瀋高速鉄道は、北京星火駅を始點(diǎn)に、北京市順義區(qū)、懐柔區(qū)、密雲(yún)區(qū)を経由、河北省承徳市、遼寧省朝陽市、阜新市、瀋陽市を経て、瀋陽駅に至る全長698.294キロメートルの高速鉄道。北端は瀋陽樞軸によって哈爾浜と大連を結(jié)ぶ哈大高速鉄道と繋がり、南端は北京樞軸によって北京と広州を結(jié)ぶ京広高速鉄道および北京と上海を結(jié)ぶ京滬高速鉄道と繋がり、南北を貫き、中國東北地區(qū)と華北中心部?華東地區(qū)?中南地區(qū)を結(jié)ぶ高速鉄道旅客運(yùn)送ルートとなる。
京瀋高速鉄道の承徳-瀋陽區(qū)間は2018年に12月29日に営業(yè)を開始した。北京―承徳區(qū)間は現(xiàn)在建設(shè)が進(jìn)められており、2020年5月にレール敷設(shè)工事がスタートする見通しだ。同年12月末に全線が開通すると、北京-瀋陽間の所要時(shí)間が2時(shí)間半短縮され、北京と承徳の都市間の所要時(shí)間も、同高速鉄道によって大幅に短縮され、片道わずか1時(shí)間となる。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月13日