景気後退の脅威がちらつく中で2019年をやり過(guò)ごした米國(guó)経済は、2020年に「暗黒のスタート」を迎えることになった。新型コロナウイルスによる肺炎が突然強(qiáng)い圧力をかけただけでなく、極めて長(zhǎng)期に及んだ景気拡大期が終わりに近づいたとの懸念が出ていたこともあり、米國(guó)経済の景気後退をめぐる議論がにわかに熱を帯びてきた。新華網(wǎng)アプリが伝えた。

感染癥はどうして米國(guó)経済に対し非常に強(qiáng)い殺傷力をもつのか?，F(xiàn)在の狀況から考えて、主に3つの理由がある。1つ目は、感染癥が人と人との接觸を斷ち切り、米國(guó)経済を支えてきた消費(fèi)者向けサービス業(yè)に深刻な打撃を與えること。2つ目は、感染癥はパニック心理を引き起こしやすく、金融市場(chǎng)を容易に混亂させること。3つ目は、財(cái)政?金融政策の感染癥に対する効果は限定的であること。

新型コロナウイルスは人から人への感染力が強(qiáng)く、潛伏期間が長(zhǎng)い。ウイルス拡散を防ぐため、米國(guó)の大手航空會(huì)社は國(guó)際線(xiàn)、國(guó)內(nèi)線(xiàn)ともに減便を迫られた。多くの都市でレストラン、劇場(chǎng)、バー、映畫(huà)館の営業(yè)が禁止された。米國(guó)政府は不要不急の旅行や集まりを取りやめるよう呼びかけた。こうした措置は米國(guó)の消費(fèi)者向けサービス業(yè)の成長(zhǎng)への道を斷ち切るものにほかならない。米國(guó)の経済規(guī)模の80％以上を占めるサービス業(yè)は、米國(guó)にとって譲ることのできない基幹産業(yè)だ。

データによると、2月の米國(guó)の商品小売額は前月比0.5％減少し、2018年12月以降で最大の減少幅になり、このうちバー?レストランは0.5％減少した。アップルはこれまでに中華圏を除き世界で直営店を休業(yè)にした。米國(guó)のデパートチェーン?メイシーズは米國(guó)國(guó)內(nèi)の店舗を休業(yè)にした。世界的な化粧品小売大手のセフォラをはじめとする美容系ブランドも実店舗の営業(yè)を一時(shí)停止すると発表した。

英パンテオン?マクロエコノミクスのチーフエコノミストのイアン?シェパードソン氏は、「住宅、醫(yī)療、食品、エネルギーの支出を除いた可処分所得は米國(guó)の國(guó)內(nèi)総生産（GDP）の39％を占める。感染癥の影響により、この部分の支出が第2四半期には激減し、米國(guó)経済の足を引っぱる可能性がある」と指摘した。

アナリストは、「消費(fèi)者向けサービス業(yè)が混亂狀態(tài)に陥れば企業(yè)の倒産、企業(yè)債務(wù)の評(píng)価の引き下げ、銀行のバランスシートの悪化など何重もの打撃になる」との見(jiàn)方を示した。