1年のうちで最も暑い期間「三伏」(今年は7月11日から8月19日までの40日間)に、「背中に日光を當てると健康にいい」というのは本當なのだろうか?中國のネット上では最近「背中を焼く」が話題を集めている。
ネットユーザーは「三伏」に、「背中を焼く」のは、主に陽の気を養(yǎng)うためで、一番いいのは初伏、中伏、末伏の3日だと主張している。そうすることで、體內の「伏邪」が排出され、冷えを取り除いて、體を溫めることができるだけでなく、欝々した気持ちを緩和し、體質や肌色まで改善するしている。
背中を焼くことは本當にそんな効果があるのだろうか?あるネットユーザーは、「確かに効果がある。肌に透明感が出た」というコメントを寄せている。一方で、背中を焼く方法を間違えると熱中癥にかかったり、日焼けによる皮膚のダメージを引き起こすこともあるので、全ての人に効果的とは言えないと指摘し、「朝の9時すぎに、日焼け防止の服を著こんで背中を焼こうとしたら、熱中癥になってしまった」と自らの経験をシェアするネットユーザーもいた。さらにはこうした方法を理解できないとし、「クーラーの効いた部屋のほうが快適じゃない?」といったコメントを寄せるネットユーザーもみられた。
醫(yī)師「適切な方法で日光浴を」
南京醫(yī)科大學第二附屬病院の主管栄養(yǎng)士?梁婷婷氏は、「中醫(yī)學からすると、『三伏』に背中を焼くことで、確かに體內の寒濕(冷えと濕り気)を取り除くことができる。ただ、時間帯には注意が必要だ。日差しがそれほど強くない早朝がよく、時間も短めにし、正午や午後の日差しが非常に強い時間帯は避けたほうがいい」と注意を呼びかける。
また、ある醫(yī)師は、「火の気が旺盛で、體質的にのぼせを起こしやすい人は背中を焼くのは控えたほうがいい。盲目的に周りに流されてはならず、自分の體質に合わせて、適度に日光浴をするのが一番」と呼びかけている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年7月13日