北京市疾病予防コントロールセンターは16日、北京市民の平均「健康壽命」を発表した。全市に住む18歳の年齢グループを例にとると、健康壽命(健康で日常生活を営める期間)は40.17年、疾病や障害を抱えて生活する期間は23.18年。うち、男性の健康壽命は40.40年、女性は38.06年だった。人民日報(bào)が報(bào)じた。
同センターの専門家は、市民の健康壽命について、以下の通り見解を示した。
健康壽命について考える時(shí)、平均壽命と比べ、生命の長さだけではなく、生命の質(zhì)にも焦點(diǎn)があてられる。たとえば、男性グループの推算では、18歳の年齢グループの男性平均壽命は62.22年であるのに対し、健康壽命は43.40年という結(jié)果が出た。これはすなわち、彼らの62.22年に及ぶ生涯のうち、健康な狀態(tài)で生活する期間が43.40年、疾病や障害を抱えて生活する期間が18.82年であることを意味している。
運(yùn)動(dòng)で身體を鍛えることは、健康を維持する上の大切な要素だ。日頃運(yùn)動(dòng)をしている人が健康不良に陥るケースは少なく、彼らの健康壽命は延びる傾向にある。一方、健康壽命を縮める要因となっているのは、慢性疾患だ。このうち、悪性腫瘍(がん)、高血圧、糖尿病などの慢性疾患と健康不良の発生率との間には直接的な関係がある。健康に最も深刻な危害をもたらすのは悪性腫瘍で、以下、関節(jié)炎、慢性胃炎、脳血管疾患、冠狀動(dòng)脈性心臓病、糖尿病、高血圧などが続いた。
醫(yī)療技術(shù)の進(jìn)歩によって壽命を延ばすことは可能になったが、生命の質(zhì)まで保証することは不可能だ。生命の質(zhì)を高めるためには、本人が高い意識を持ち、適度な運(yùn)動(dòng)を続け、健康にプラスとなる生活習(xí)慣を持ち、慢性病がもたらす脅威から身を守る必要がある。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年6月17日
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