有人潛水艇「蛟竜號(hào)」は23日に南西インド洋で潛水し、中國の有人潛水艇としては初めて、海底熱水區(qū)での潛水作業(yè)を行った。新華社が伝えた。

海底熱水區(qū)の熱水硫化物は、世界から注目を集めている海底鉱物資源だ。これは海水が地殻の隙間から地下に浸透し、マグマによって加熱され、周囲の巖層に含まれる金?銀?銅?亜鉛?鉛などの金屬を融解し、地下から噴出したものだ。これらの金屬の化學(xué)反応によって形成された硫化物が付近の海底に沈積し、煙突狀に積み上がるため、「黒い煙突」と呼ばれている。

今回の潛水の主要任務(wù)は、潛水艇の各システムの機(jī)能の再検証、作業(yè)環(huán)境への適応、近海底観察、高畫質(zhì)畫像?映像の撮影だ。條件が許せば、研究者は生物サンプル、巖石、硫化物などを収集する。

蛟竜號(hào)の2014?15年試験的応用航行第一段階は、今年8月に北西太平洋で成功裏に終了した。第二?三段階は120日を予定しており、蛟竜號(hào)にとって時(shí)間と距離が最長の航行になる。南西インド洋では、20回の潛水作業(yè)を予定している。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月24日