BMW、アウディ、ベンツのディーラーがメーカーから「お年玉」をもらえたのに対し、一汽トヨタのディーラーは幸運をつかめなかった。2014年12月26日、一汽トヨタのディーラー523社は中國自動車流通協(xié)會を通じて一汽トヨタに書簡を送り、9つの要求をうち出し、ディーラーにかかる在庫圧力を緩和するとともに、22億元(1元は約19.1円)の補助金を支払うよう求めた。一汽トヨタは年明けの今月5日に同同協(xié)會に回答を寄せ、それぞれの要求について回答した。「國際金融報」が伝えた。
22億元の補助金について、一汽トヨタは正面から回答せず、話題をすり替え、2014年にディーラーに割引販売の補填と奨勵金として33億元を支払ったと答えた。損失を抱えたまま冬を越さなければならない一汽トヨタのディーラーたちはメーカーから補助金を受け取れないということになる。
▽ディーラーは言葉では表せない苦しみ
今月7日、北京にある一汽トヨタの4S店(販売、部品提供、アフターサービス、情報フィードバックを手がける総合的サービス店舗)に務めたことのあるディーラーは、「圧力は実際のところ相當なものだ。キックバックで損失を補填するために、ディーラーはしばしば販売臺數(shù)について虛偽の報告を行う。在庫が多すぎれば、もうけなど言うべくもなく、赤字が出なければいいということになる」と述べた。4S店を辭めた理由は赤字続きだったからだという。
一汽トヨタのディーラーの間では同じようなケースが相次ぐ。同協(xié)會會員部の宋濤部長は5日、「一汽豊田汽車銷售有限公司のディーラー523社のうち、95%が損害賠償を求めている。一部のディーラーは一汽トヨタ車の販売を停止せざるを得なくなり、営業(yè)を停止したところもある」と話す。ブルームバーグ社は昨年12月30日付の報道で、「一汽トヨタのディーラーの10%がいつでも市場から撤退できるよう準備している」と伝えた。
重い負擔を背負いきれなくなったディーラーは昨年12月26日、同協(xié)會を通じて一汽トヨタに書簡を出し、次の9點を求めた。
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