現(xiàn)代技術(shù)により太陽活動領(lǐng)域全體をはっきり目にするには、どうすればよいだろうか?中國人科學(xué)者が開発した地表層自動適応光學(xué)(Ground Layer Adaptive Optics,GLAO)技術(shù)は、太陽望遠(yuǎn)鏡に補正用の「眼鏡」をかけるようなもので、視野を広げた上で観測の精度を高める。中國科學(xué)院雲(yún)南天文臺の1メートル級新型真空太陽望遠(yuǎn)鏡は同技術(shù)を採用し、太陽の黒點と太陽粒狀斑の広範(fàn)囲?高分解能自動適応光學(xué)補正畫像を初めて撮影した。新華社が伝えた。
望遠(yuǎn)鏡の口徑が大きいほど、分解能に優(yōu)れ、より明瞭な畫像を得ることができる。しかし地上の太陽望遠(yuǎn)鏡は地球の大気の流れの影響を受けるため、その畫像の解像度はせいぜい約10センチ口徑の望遠(yuǎn)鏡と同程度となる。
大口徑望遠(yuǎn)鏡の性能を発揮するためには、自動適応光學(xué)技術(shù)により大気の流れの影響を補正し、望遠(yuǎn)鏡の能力を最大限発揮させる必要がある。ただし従來の自動適応光學(xué)高分解能補正能力は限定的で(可視光線域は10秒(角度)ほど)、太陽活動領(lǐng)域全體(1分(角度)?3分(角度)、1分(角度)は60秒(角度))をはっきり見ることはできない。饒長輝氏の研究チームが開発したGLAOは、この難題を解消する効果的な方法をもたらした。
饒氏によると、異なる視野における太陽光が大気層を通過する際に、同じ位置の地表層を通過する。GLAOはこの原理に基づき、地表層の大気の観測と補正を行う。これでは回析の極限に近い分解能は発揮できないが、広範(fàn)囲の畫質(zhì)を高めることができ、太陽活動領(lǐng)域の高分解能観測が可能になる。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年3月8日
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