英國(guó)最大の小売企業(yè)マークス&スペンサー（M&S）の中國(guó)市場(chǎng)での発展は、多難な運(yùn)命をたどらざるを得ないといえる。M&Sは8日、大陸部でオープンしたデパートが赤字続きのため、全10店舗をすべて閉鎖すると発表した。ただ天貓（Tmall）と京東商城の両通信販売プラットフォームに開(kāi)設(shè)したオンライン店舗は営業(yè)を続けるという。京華時(shí)報(bào)が伝えた。

M&Sは世界に展開(kāi)するデパート466店舗について全面的な評(píng)価を行った上で、8日に大中華エリアの戦略的評(píng)価の結(jié)果を明らかにし、香港市場(chǎng)では利益を上げているが、大陸部の10店舗は損失続きだと発表した。そこで大陸部の全10店舗を閉鎖する計(jì)畫(huà)を立て、大陸部の従業(yè)員441人と今後の対応について話し合うことにした。店舗は閉鎖されるが、大陸部の顧客は引き続き主要オンラインプラットフォームの天貓と京東の店舗でM&Sの商品を購(gòu)入することができる。黒字の香港の26店舗は営業(yè)を続ける予定だ。

M&Sの大陸部店舗第1號(hào)は2008年に開(kāi)業(yè)し、最初に「大本営」として選ばれた地點(diǎn)は上海市だった。英國(guó)の老舗小売企業(yè)のM&Sだが、品揃えの古めかしさと価格の高さで大陸部市場(chǎng)では人気を獲得することができなかった。14年には、15年までに大陸部市場(chǎng)の15店舗のうち5店舗を閉鎖し、上海エリアでの発展に重點(diǎn)を置くと発表。15年12月には北京市場(chǎng)への進(jìn)出を果たし、世貿(mào)天階に店舗を開(kāi)設(shè)し、高級(jí)品を選び抜いた新しい品揃えで消費(fèi)者にこれまでにないショッピング體験を提供しようとした。だがこうした試みも大陸部市場(chǎng)での劣勢(shì)を跳ね返すには至らなかった。今後閉鎖される10店舗は、北京の世貿(mào)天階店舗のほか、上海市、蘇州市、武漢市、青島市などに分布する。

評(píng)論家は、「（M&Sは）ミドルクラス向けデパートで、高級(jí)感と舶來(lái)ムードという點(diǎn)では高級(jí)ブランドの普及ラインにかなわないし、ファッショナブルさではファストファッションにかなわない」と分析する。

中國(guó)市場(chǎng)をみると、M&Sは大規(guī)模閉店に踏み切った初の外資系デパートではない。10月には日系イトーヨーカ堂の北京での重要店舗?十里堡店が営業(yè)を停止し、今月1日にはマレーシア最大のデパート?パークソンの太陽(yáng)宮店が閉店した。閉店の原因はどこもみな同じで、「赤字続き」だ。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年11月10日