中國國家統(tǒng)計局が先週発表した統(tǒng)計によると、2017年の中國における男性の人口は7億1137萬人、女性は6億7871萬人で、男女比は104.81だった。
17年末の時點(diǎn)で、中國大陸部の総人口は13億9008萬人と、前年比で737萬人増となった。同年の出生數(shù)は1723萬人で、出生率は12.43‰、死亡數(shù)は986萬人で、死亡率は7.11‰だった。人口の自然増加率は5.32‰。
17年末の時點(diǎn)で、中國大陸部の男性は女性より3266萬人多かった。ここ5年間の統(tǒng)計を見ると、16年末、男性の數(shù)は女性より3359萬人多く、15年末は3366萬人、14年末は3376萬人、13年末は3384萬人、12年末は3386萬人多かった。このように、男性のほうが多いというアンバランスな狀況が年々改善されていることが分かる。また、ここ5年間における男女の人口の差の変化を見ると、17年の縮小幅が最大で、16年に比べて93萬人減っている。
中國経済體制改革研究會の陳剣?副會長は取材に対して、「ここ數(shù)年、男女の人口の差が加速して縮小しているのは、二人っ子政策が全面的に実施されていることと大きな関係がある。以前は、子供を1人しか生むことができなかったため、男の子が欲しいという中國の伝統(tǒng)的観念から、女の子だった場合は墮胎するというケースが多かった。しかし、二人っ子政策が実施されるようになり、女の子であることを理由に墮胎するケースが大幅に減少し、新生児の男女比が均等になりつつあり、少しずつ正常な狀態(tài)に戻っている。これが男女比のアンバランスを改善するのにつながっている」と説明した。
また、「中國では以前、男女の出生比率が、男性120:女性100という狀態(tài)で、男性130:女性100という、異常な狀態(tài)の農(nóng)村もあった。それにより、現(xiàn)在、女性より男性のほうが多いという狀況になり、悪影響も及ぼしている」と指摘し、「男性の人口が女性の人口よりはるかに多いと、たくさんの社會問題が起き、人口生態(tài)が脅かされ、経済?社會の持続的発展にも影響を及ぼす。なかでも結(jié)婚相手が見つからない男性が増えるという問題が際立ち、社會に大きな問題をもたらす」と強(qiáng)調(diào)した。
北京大學(xué)社會學(xué)學(xué)部の李建新?教授は、「結(jié)婚相手が見つからないという問題は、女性の場合は自主的選択の結(jié)果であるのに対して、男性の場合、自身の狀況が足かせとなった受け身の結(jié)果といえる。結(jié)婚適齢期にもかかわらず結(jié)婚できない大勢の男性は、性欲が最も強(qiáng)い年齢で、それを正常な方法で満たすことができず、さらに、そのような男性のほとんどは往々にして社會の底辺に位置しており、必要な発散方法がないとなれば、必ず大きな問題をもたらす」と指摘した。
特に、中國の農(nóng)村地域に住む、生活の質(zhì)や文化的水準(zhǔn)の低い男性は結(jié)婚相手を見つけるのが難しくなる。そして、それが他の問題へとつながっていく。
陳副會長は、「女性は往々にして、條件が自分と同じか、自分より少し高いレベルの男性を好んで選ぶ。全體的な教育水準(zhǔn)や社會の生活水準(zhǔn)が向上するにつれ、女性自身の條件も向上し、條件のより良い男性を見つけるというのはさらに難しくなっている」と指摘した。
李教授も、「中國はすでに高齢化社會に突入している。未婚者の數(shù)が増加すれば、將來的には國家全體の社會保障問題が一層複雑になり、社會保障が難しくなる」と指摘した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年1月23日
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